
親が老人ホームなどの施設へ入ったあと、実家の片付けをしようと思っても、「物が多すぎる」「何から手をつければいいか分からない」「親の物を勝手に捨てていいのか迷う」と手が止まってしまうことがあります。
実家の片付けは、自分の家の断捨離とは違います。思い出の品だけでなく、通帳や保険証券、不動産関係の書類など重要なものが混ざっていることもあるため、いきなり捨て始めるのはおすすめできません。
この記事では、親が施設へ入った後の実家を、無理なく片付けていくための考え方と7つのステップを解説します。
結論|実家は一気に片付けようとしなくていい
実家の片付けがめんどくさく感じる一番の原因は、「家全部を片付けなければ」と考えてしまうことです。
長年住んだ実家には、家具、衣類、食器、書類、写真、趣味の品などが大量に残っています。それを1日や2日ですべて整理しようとすれば、途中で嫌になるのも当然です。
最初から「家を空っぽにする」ことを目標にせず、
重要なものを確保する
↓
明らかに不要なものを減らす
↓
判断が必要なものを分ける
↓
自分で無理な部分だけ業者へ頼む
という順番で進める方が現実的です。
特に施設入居直後は、親が自宅へ戻る可能性が残っていることもあります。実家を売るか残すか決まっていないなら、急いですべて処分する必要はありません。
【関連記事】親が施設に入った後の実家はどうする?空き家・売却・管理の選択肢を解説
なぜ実家の片付けはこんなにめんどくさい?
実家の片付けが進まないのは、単に「片付けが苦手だから」ではありません。
実家ならではの理由があります。
物が多すぎて終わりが見えない
何十年も暮らした家には、想像以上の物が残っています。
押入れ、納戸、食器棚、物置、仏間などを開けるたびに新しい荷物が出てくると、「全部やるのは無理」と感じやすくなります。
この場合は、部屋単位でもまだ範囲が広すぎます。
「今日は食器棚の上段だけ」
「今日は玄関収納だけ」
というくらいまで作業範囲を小さくすると始めやすくなります。
自分の物ではないので捨てにくい
実家の片付けが自宅の片付けと大きく違うのは、そこにある物の多くが自分の物ではないことです。
自分にとって不要でも、親にとって大切な物かもしれません。
特に親が存命なら、
「これを捨てたら怒られるかもしれない」
「本人がまだ使うつもりかもしれない」
と考えて判断できなくなることがあります。
だからこそ、実家の片付けでは最初から「捨てる・捨てない」の二択にしない方が進めやすくなります。
思い出の品で手が止まる
昔の写真、子どものころの作品、親からもらった手紙などが出てくると、つい作業が止まります。
思い出の品を見始めると、それだけで数時間経ってしまうこともあります。
こうした物は、その場で処分するか決める必要はありません。
「思い出・保留」としてまとめ、実家全体の片付けがある程度進んでから改めて判断した方が効率的です。
親の意思を確認しにくい
親が施設へ入っていても、意思疎通ができるのであれば、処分してよい物を本人へ確認できます。
一方、認知機能の低下などによって、本人の意思を確認しにくい場合もあります。
このとき、子どもだからといって親の物を自由に処分できると考えない方が安全です。
家具や日用品だけでなく、現金、通帳、重要書類、貴金属など財産価値のあるものが混ざっている可能性もあります。
重要なものは自己判断で捨てず、家族間で整理方針を共有しながら進めましょう。
兄弟姉妹で考え方が違う
実家の片付けでは、
「全部捨てていい」
「思い出だから残したい」
「自分は何もいらない」
「それは私が欲しい」
など、兄弟姉妹で意見が分かれることがあります。
一人でどんどん処分してしまうと、後から「なぜ勝手に捨てたのか」とトラブルになる可能性があります。
特に写真、仏壇、貴金属、親族関係の品などは、処分する前に一度共有しておいた方がよいでしょう。
遠方で何度も通えない
実家が遠方にある場合は、片付けそのものより移動が負担になります。
せっかく休日に行っても、思ったほど作業が進まず、
「また来月行かなければ」
となるとやる気も落ちやすくなります。
遠方の場合は「1回で全部終わらせる」より、訪問ごとの目的を決めておく方が効率的です。
【関連記事】実家が遠方で管理できない!空き家をどうする?現実的な管理方法を解説
最初に捨ててはいけないものを分ける
実家の片付けでは、不要品を捨てることより先に「捨ててはいけないもの」を確保することが重要です。
大量の紙類や封筒の中にも、重要な書類が混ざっている可能性があります。
実際、施設入居後の実家では、銀行、保険会社、年金、不動産、税金などに関する郵便物が届いていることがあります。
通帳・印鑑・現金
まず確認したいのが、通帳、印鑑、現金です。
封筒や引き出しの中に現金が入っていたり、普段使っていない口座の通帳が出てきたりすることがあります。
「古いから捨てる」と判断せず、一か所へまとめて保管しましょう。
保険・年金・不動産関係の書類
次に、
- 火災保険や生命保険の証券
- 年金関係書類
- 固定資産税の通知
- 登記や不動産関係書類
- 売買契約書
- 賃貸借契約書
などを分けます。
今後実家を売る、残す、相続するといった判断をするときに必要になる可能性があります。
貴金属・有価証券・財産価値のありそうなもの
時計、宝石、貴金属、商品券、有価証券関係の書類なども、すぐ処分しない方がよいでしょう。
自分には価値が分からなくても、売却できるものや家族が保管したいものが含まれていることがあります。
写真・手紙・仏壇関係
写真や手紙などは金銭的価値がなくても、処分後に取り戻せません。
また、仏壇、位牌、遺影などは、家族や親族と相談して扱いを決めた方がよいものです。
片付け初日に無理に判断する必要はありません。
親が残してほしいと言っているもの
親と意思疎通ができるなら、
「絶対に残したいものは何か」
だけでも先に聞いておくと片付けが進みやすくなります。
すべての物について一つずつ確認するのは現実的ではありません。
「この棚だけは触らない」
「アルバムは残す」
「この家具は処分していい」
といった大きなルールを決めるだけでも十分役立ちます。
実家の片付けを進める7ステップ
ここから実際の片付けを進めていきます。
ポイントは、「捨てること」から始めないことです。
1.まず1部屋ではなく1か所だけ決める
最初の目標は小さくします。
「今日は台所を全部片付ける」ではなく、
「食器棚の一段だけ」
「玄関収納だけ」
「押入れの上段だけ」
という程度で構いません。
作業範囲が小さければ、「今日はここまで」と終わりを決めやすくなります。
2.重要書類を先に確保する
最初の数回は、片付けよりも重要書類の発見を優先してもよいでしょう。
大量の古い郵便物や書類を一括して捨てると、銀行、保険、不動産、年金、税金などの重要書類まで処分してしまう可能性があります。
紙類は、
- 重要そうなもの
- 明らかに不要なもの
- 判断できないもの
に分け、重要そうなものは別箱へまとめます。
3.「残す・処分・保留」の3つに分ける
物を1個ずつ悩み続けると作業が進みません。
そこで、
残す
処分する
保留する
の3分類にします。
判断できないものは無理に決めず、保留へ回します。
ただし、保留ばかりになると何も減らないため、「家族確認が必要なもの」「思い出の品」など保留する理由も分けておくと後で整理しやすくなります。
4.明らかなゴミから減らす
次に、誰が見ても不要と判断しやすいものから減らします。
たとえば、
- 賞味期限切れの食品
- 空き箱
- 壊れた日用品
- 古いチラシ
- 使用できない消耗品
などです。
ただし、紙袋や古い封筒の中に現金や重要書類が入っていないかは確認してから処分しましょう。
5.売れそうな物だけ別にする
まだ使えそうな家電、比較的新しい家具、ブランド品、本、趣味用品などは、売却できる可能性があります。
ただし、「何でも売れる」と期待しすぎない方がよいでしょう。
年式、状態、需要によっては買い取り不可となるものも多く、処分費用が必要になる場合もあります。
価値がありそうなものだけ先に分け、残りは自治体のごみ回収や不用品回収サービスなどと比較すると進めやすくなります。
6.家族で確認が必要なものをまとめる
写真、仏壇関係、貴金属、親族から預かっている可能性のある物などは、別にまとめておきます。
兄弟姉妹がいるなら、
「次回来たときに確認する」
「写真を撮ってグループLINEなどで共有する」
といった方法でも構いません。
一人で判断して処分したあとに揉めるより、重要なものだけ確認の時間を取る方が結果的に早く進みます。
7.自分で無理な部分だけ業者へ頼む
大型家具の搬出、家電の処分、大量の不用品などは、家族だけでは難しいことがあります。
その場合は、すべてを最初から業者へ任せる必要はありません。
自分で重要品と残したい物だけ分け、残りの搬出や処分だけ業者へ依頼する方法もあります。
こうすると、「捨ててほしくない物まで処分される」という不安を減らしながら、作業負担も軽くできます。
親が存命なら勝手に処分しない
親が施設へ入っても、実家やそこにある家財の所有者が自動的に子どもへ変わるわけではありません。
「もう家へ戻らないだろうから」と家族だけで大量に処分すると、後から親本人とのトラブルになる可能性があります。
本人の意思を確認できるなら先に聞く
親と話せるのであれば、
- 絶対に残してほしい物
- 処分してよい物
- 兄弟姉妹へ渡したい物
- 仏壇や写真をどうしたいか
などを確認しておきましょう。
全部を細かく聞く必要はありません。
片付ける範囲と「触らない場所」を決めるだけでも十分です。
意思確認が難しいなら重要品を自己判断で捨てない
親の認知機能が低下しているなど、本人の意思確認が難しい場合はより慎重に進めます。
少なくとも、現金、通帳、印鑑、貴金属、重要書類などは自己判断で処分しないようにしましょう。
親が施設へ入ったからといって、子どもが親名義の財産を自由に処分できるわけではありません。実家そのものについても、親名義なら子どもだけの判断で売却することはできません。(tochi-lab.com)
【関連記事】施設に入った親の家を子どもが勝手に売れる?名義と認知症の注意点
遠方の実家は「1回で終わらせる」より計画を立てる
実家が遠方にある場合、片付けそのものより移動の負担が大きくなります。
せっかく休日に時間を作っても、何から手をつけるか決めていないと、思ったほど進まず「また来なければ」と疲れてしまいます。
遠方の実家は、1回で終わらせようとせず、訪問ごとに目的を決めておく方が進めやすくなります。
1回目は重要書類と貴重品の確認
最初の訪問では、無理に大量処分しなくても構いません。
まずは、
- 通帳
- 印鑑
- 保険証券
- 不動産関係書類
- 年金・税金関係書類
- 現金
- 貴金属
- 家族で確認が必要な品
などを確保します。
あわせて家全体を見て、「次回どこから片付けるか」を決めておくと次の訪問が楽になります。
2回目は明らかな不用品を減らす
次は、判断しやすいものから減らします。
古い食品、壊れた日用品、空き箱、使えない消耗品など、親や家族へ確認しなくても処分しやすいものから進めます。
この段階で全部の家具や思い出品に手をつける必要はありません。
3回目以降に大型家具や処分が難しい物へ進む
家の中がある程度整理できてから、大型家具や家電、倉庫内の荷物などへ進みます。
ここまで来ると、「自分で運べるもの」と「業者へ任せた方がよいもの」も判断しやすくなります。
遠方の実家では、家族が何度も往復する交通費や時間も片付けコストの一部です。
何か月も通い続けるより、重要品だけ家族で整理し、大型品の搬出は業者へ任せる方が結果的に負担を減らせるケースもあります。
【関連記事】実家が遠方で管理できない!空き家をどうする?現実的な管理方法を解説
自分で片付けるか業者へ頼むかの判断基準
実家の片付けは、すべて自分たちで行う必要はありません。
一方で、最初から家の中を丸ごと業者へ任せる必要もありません。
家族で判断したい物と、単純に搬出・処分したい物を分けて考えると決めやすくなります。
自分で進めやすいケース
次のような場合は、家族中心でも進めやすいでしょう。
- 実家が近い
- 荷物量がそれほど多くない
- 大型家具が少ない
- 親の意思を確認できる
- 兄弟姉妹の協力を得られる
- 片付ける期限に余裕がある
この場合でも、一度に終わらせようとせず、小さく区切って進めるのがポイントです。
業者を検討した方がよいケース
反対に、
- 実家が遠方
- 家中に大量の物がある
- 大型家具・家電が多い
- 階段や搬出経路が厳しい
- 家族だけでは人手が足りない
- 売却などで期限が決まっている
- 何度片付けに行っても終わらない
といった場合は、業者へ一部または全部を任せる方法を検討してもよいでしょう。
特に大型家具や大量の不用品は、無理に家族だけで運ぶとケガにつながることもあります。
不用品回収業者を利用するときの注意点
「もう自分では無理」と感じたら、不用品回収業者や片付けサービスを使うのも現実的です。
ただし、最初に見つけた1社だけで決めるより、作業内容と見積もりを比較した方が安心です。
料金は家の広さだけでは決まらない
片付け費用は、
- 荷物量
- 大型家具の数
- 階段の有無
- トラックの駐車条件
- 搬出距離
- 家電リサイクル対象品
- 清掃の有無
- 買取できる品があるか
などによって変わります。
「3LDKなら必ず○万円」と単純には決まりません。
そのため、料金相場だけを見るより、現地見積もりなどで総額を確認することが大切です。
見積もりに含まれる作業を確認する
依頼前には、
- 分別
- 梱包
- 搬出
- 不用品回収
- 簡易清掃
- 家電処分
- 買取
- 追加料金
など、どこまで見積もりに含まれているか確認しましょう。
「安いと思って依頼したら、当日に追加料金が増えた」ということを避けるためにも、作業範囲を事前に確認しておくことが重要です。
重要品は業者が来る前に分けておく
業者へ依頼する場合でも、通帳、印鑑、現金、貴金属、写真、重要書類などは事前に家族で確保しておきましょう。
「残す物」と「処分してよい物」がはっきりしているほど、作業も進めやすくなります。
複数社を比較したい場合は、一括見積もりサービスを使う方法もあります。
片付けずに放置するとどうなる?
実家の片付けは、今日明日で全部終わらせなければならないものではありません。
ただし、誰も住まない家を何年もそのまま放置するのはおすすめできません。
建物の異常に気付きにくくなる
空き家では、
- 雨漏り
- 水漏れ
- カビ
- 害虫・害獣
- 屋根や外壁の破損
などが発生しても気付きにくくなります。
荷物が多すぎると、床や壁の異常を確認しにくいこともあります。
防犯や近隣トラブルの原因になることもある
郵便物がたまる、庭木が伸びる、窓が割れたままになるなど、長期間人が来ていないことが外から分かる状態になると、防犯面でも好ましくありません。
雑草や庭木が隣地へ越境すれば、近隣から苦情が入る可能性もあります。
片付けと空き家管理は別の作業ですが、室内の物を減らしておくと建物の状態も確認しやすくなります。
【関連記事】親が施設に入って実家が空き家に|月1回やること・管理方法を解説
「特定空家になると固定資産税が6倍」は正確ではない
空き家の記事では、「放置すると固定資産税が6倍になる」と書かれることがあります。
ただし、空き家になっただけで固定資産税が突然6倍になるわけではありません。
適切に管理されていない空き家が、管理不全空家や特定空家として市区町村から指導等を受け、さらに勧告の対象になると、その敷地について住宅用地特例が適用されなくなることがあります。国土交通省も、管理不全空家等に対する勧告を受けた敷地は住宅用地特例の対象から除外される仕組みを案内しています。
小規模住宅用地では固定資産税の課税標準が1/6とされる特例があるため、「最大6倍」と表現されることがありますが、実際の税額が必ず6倍になるわけではありません。
片付けが終わっていなくても、建物や庭を適切に管理し続けることが重要です。
【関連記事】空き家の固定資産税が6倍になるのはいつ?勧告される条件と回避策
片付けた後の実家をどうする?
実家の片付けが終わったら、それで問題が解決するわけではありません。
親が施設へ入ったあと、その家を今後どうするのかも考える必要があります。
親が戻る可能性があるなら残して管理する
施設入居直後で、自宅へ戻る可能性があるなら、急いで売却する必要はありません。
必要最低限の家財を残しながら、空き家として管理する方法もあります。
この場合は、火災保険、電気・水道、庭木、郵便物なども合わせて確認しておきましょう。
戻る予定がないなら売却・賃貸を比較する
親が長期入居となり、家族も住む予定がない場合は、実家を残し続ける意味を改めて考えるタイミングです。
売却するのか、賃貸できるのか、当面残しておくのかを比較します。
「思い出があるから」と何となく残すだけでは、固定資産税や修繕、管理の負担が続きます。
【関連記事】実家は残すか売るか?迷うときの判断基準と後悔しない選び方
駐車場など使える部分だけ活用する方法もある
家そのものをすぐ売らなくても、敷地に使っていない駐車場があるなら、その部分だけ活用できる場合があります。
たとえば親が車を手放し、実家の駐車スペースが空いているなら、駐車場シェアなどで貸す方法です。
ただし、親名義の土地や建物を子どもが勝手に活用できるとは限らないため、所有者本人の意思や契約関係を確認してから進める必要があります。
よくある質問
Q. 実家の片付けは何から始めればいい?
最初は「捨てること」ではなく、通帳、印鑑、保険証券、不動産関係書類、現金、貴金属など、重要なものを確保することから始めるのがおすすめです。
その後、明らかなゴミや不要品から少しずつ減らしていきます。
Q. 親が施設に入ったら子どもが勝手に物を捨ててもいい?
親が存命なら、実家の家財が自動的に子どものものになるわけではありません。
本人の意思を確認できる場合は、残してほしい物や処分してよい物を聞きながら進めましょう。意思確認が難しい場合は、財産価値のある物や重要書類を自己判断で処分しない方が安全です。
Q. 兄弟姉妹で意見が合わない場合はどうする?
写真、貴金属、仏壇関係など、家族で意見が分かれそうな物はすぐ処分せず、保留にして共有しましょう。
写真を撮って家族へ送る方法なら、全員が実家へ集まらなくても確認できます。
Q. 遠方の実家を効率よく片付けるには?
訪問ごとに目的を決めるのがおすすめです。
最初は重要書類、次は明らかな不用品、その次に大型家具というように作業を分けると、毎回何をするか迷いにくくなります。
Q. 不用品回収業者へ全部任せてもいい?
依頼することはできますが、重要書類や貴重品、思い出の品などは先に家族で確認しておく方が安心です。
また、料金や作業範囲は業者によって異なるため、見積もり内容を比較してから依頼しましょう。
Q. 売れそうな物は全部リサイクルショップへ持っていけばいい?
状態や年式、需要によっては買い取ってもらえない物もあります。
まず価値がありそうな物だけ分け、残りは自治体の粗大ごみ、不用品回収なども含めて処分方法を比較すると効率的です。
Q. 仏壇は勝手に処分してもいい?
家族や親族の考え方、宗派などによって対応が異なります。
親本人の希望を確認できるなら先に聞き、難しい場合は家族や菩提寺などへ相談してから進める方がよいでしょう。
まとめ|まず「捨てる」より重要な物を分けるところから始める
以上、親が施設に入った後の実家の片付けがめんどくさい!無理なく進める7ステップというお話でした。
実家の片付けがめんどくさく感じるのは、単に物が多いからだけではありません。自分の物ではなく、思い出や親の財産、重要書類まで混ざっているため、判断そのものに時間がかかります。
だからこそ、最初から「全部捨てる」と考えず、まずは通帳や保険証券、不動産書類など重要なものを確保し、明らかな不用品から少しずつ減らしていきましょう。
親の意思を確認できるなら、残したい物や触らない場所を先に聞いておくと進めやすくなります。遠方だったり荷物が大量だったりする場合は、家族で重要品だけ整理し、搬出や処分を業者へ任せる方法もあります。
そして片付けがある程度進んだら、「実家を残すのか、売るのか、貸すのか」も考える必要があります。
片付けだけをゴールにせず、親が施設へ入った後の実家を今後どうするのかまで考えることで、同じ作業を何度も繰り返さずに済みます。