
月極駐車場の空きが続いているなら、WEB掲載だけでなく現地の募集看板も見直してみましょう。
看板は「月極駐車場」と書くだけではなく、空き状況・料金・問い合わせ先を一目で伝えることが重要です。
この記事では、月極駐車場の募集看板に書く内容と、問い合わせにつながりやすい見せ方を解説します。
結論|募集看板には「空きあり・料金・連絡先」を最優先で書く
月極駐車場の募集看板で、まず伝えたいのは次の5つです。
- 月極駐車場であること
- 現在「空きあり」であること
- 月額料金
- 問い合わせ先
- 必要に応じてQRコード
特に重要なのは、
「空いている」
「いくら」
「どこに連絡する」
の3点です。
通りかかった人が看板を見る時間は長くありません。
そのため、細かな契約条件をたくさん書くよりも、まず問い合わせにつながる情報を大きく、分かりやすく見せることが重要です。
【関連記事】月極駐車場の空きを埋める施策5つ|募集・料金・WEB掲載・時間貸しまで解説
月極駐車場の募集看板が重要な理由
現在はWEBで月極駐車場を探す人も増えていますが、現地看板にも役割があります。
月極駐車場を探している人は、
- 近隣住民
- 周辺で働いている人
- 近くのマンションやアパートの入居者
- 家族の2台目駐車場を探している人
- 会社の社用車置き場を探している人
など、駐車場周辺で生活・勤務しているケースが多いからです。
つまり、現地看板はその地域にいる人へ直接募集できる広告です。
「空いていること」を知られなければ問い合わせは来ない
よくあるのが、
「月極駐車場」
とだけ書かれた看板です。
これでは通りかかった人から見ると、
満車なのか
現在募集しているのか
問い合わせてよいのか
が分かりません。
月極駐車場に空きがあるなら、
空きあり
募集中
残り1台
など、現在借りられることを明確にした方がよいでしょう。
駐車場が空いていることを知ってもらえなければ、条件が良くても問い合わせにはつながりません。
WEBで探さない人にも届く
すべての人が、
「○○町 月極駐車場」
と検索して探すわけではありません。
たとえば、
「近所で空いている駐車場があれば借りたい」
「毎日通勤でこの道を通っている」
「子どもが車を買ったので2台目を探している」
という人なら、現地看板を見て初めて募集を知ることがあります。
特に住宅街の月極駐車場では、WEB広告だけではなく現地看板も残しておく意味があります。
募集看板とWEBをつなげることもできる
現在は、現地看板とWEB募集を組み合わせる方法もあります。
たとえば、
看板を見る
↓
QRコードを読み取る
↓
料金・写真・区画サイズを確認
↓
WEBから問い合わせ
という流れです。
看板には最低限の情報だけ載せ、細かな条件はWEBページで説明する形なら、看板自体を見やすくできます。
【関連記事】月極駐車場をWEBで募集する方法|ポータル掲載・写真・注意点を解説
月極駐車場の募集看板に書くべき内容
ここからは、実際に何を書けばよいのかを具体的に見ていきます。
1|「月極駐車場」と明記する
まず、何の募集なのか一目で分かるようにします。
単に、
駐車場
とだけ書いてあると、時間貸しなのか月極なのか判断できない場合があります。
そのため、
月極駐車場
月極契約者募集中
などと明記すると分かりやすいです。
特にコインパーキングが近くにある場所では、「月極」と大きく表示しておいた方が混同されにくくなります。
2|「空きあり」を大きく表示する
募集看板で最も目立たせたいのが、
空きあり
という情報です。
すでに月極駐車場として使われている土地では、通りかかった人からすると、
「たぶん満車だろう」
と思われている可能性があります。
そのため、
月極駐車場
よりも
空きあり
を大きくしてもよいくらいです。
たとえば、
月極駐車場
空きあり
月額10,000円
TEL 000-0000-0000
というようにすると、募集していることがすぐ分かります。
「残り1台」も使いやすい
実際に残り1台なら、
残り1台
空き1台
と表示する方法もあります。
ただし、契約が決まったらすぐ表示を変更する必要があります。
更新できないのであれば、無理に台数まで書かず、
空きあり
としておく方が管理しやすいでしょう。
3|月額料金を掲載する
料金を看板に載せるか迷うオーナーもいるでしょう。
基本的には、月額料金が分かった方が利用者は判断しやすくなります。
たとえば、
月額10,000円
月額8,800円~
などです。
価格が分かれば、
「この金額なら問い合わせてみよう」
「自分の予算には合わない」
と利用者自身で判断できます。
問い合わせ後に初めて料金を伝えるより、最初から一定の情報を見せた方が双方の手間も減らせます。
区画によって料金が違う場合は「○円~」でもよい
すべての区画が同じ料金とは限りません。
たとえば、
- 普通車区画:月額10,000円
- 軽自動車区画:月額8,000円
- 屋根付き:月額12,000円
など、区画によって違う場合があります。
その場合は、
月額8,000円~
として、詳しい条件をWEBや問い合わせ時に案内する方法もあります。
重要なのは、実際の料金とかけ離れた表示をしないことです。
4|問い合わせ先を大きく書く
看板を見て興味を持っても、問い合わせ先が分からなければ意味がありません。
問い合わせ方法としては、
- 電話番号
- 管理会社名
- WEBサイト
- QRコード
- メール
- LINE
などがあります。
特に電話番号は、小さすぎないようにしましょう。
車で通り過ぎながら見る人もいるため、細かい文字では読めません。
電話番号だけでなくQRコードも便利
電話だけでも募集はできますが、QRコードを付けると、
その場でスマートフォンから詳細を見る
ことができます。
特に、
- 仕事中で電話できない
- 営業時間外
- まず料金や写真だけ見たい
- 家族と相談したい
という人には便利です。
QRコードのリンク先には、
- 月額料金
- 初期費用
- 空き台数
- 区画サイズ
- 写真
- 地図
- 問い合わせフォーム
などを載せておくと分かりやすいです。
QRコードは読み取れるか実際に確認する
QRコードを付ける場合は、印刷後に実際の距離からスマートフォンで読み取れるか確認しましょう。
QRコード自体が小さすぎたり、汚れていたり、光が反射したりすると読み取れない場合があります。
また、リンク先を変更したことで、
404エラー
存在しないページ
古い募集ページ
に飛ばないかも定期的に確認します。
5|必要なら車種・利用条件を書く
看板に余裕があれば、利用者にとって重要な条件を追加してもよいでしょう。
たとえば、
- 普通車可
- 軽自動車専用
- 法人契約可
- 24時間利用可
- 車庫証明対応
などです。
ただし、看板へ細かな契約条件を全部書く必要はありません。
看板には情報を詰め込みすぎない
たとえば、
- 敷金
- 保証金
- 仲介手数料
- 更新料
- 最低契約期間
- 解約予告期間
- 契約必要書類
まで全部書くと、文字が小さくなって読みにくくなります。
募集看板の役割は、
その場で契約内容を全部説明すること
ではなく、
「ここに空きがある」と気付いてもらい、問い合わせてもらうこと
です。
詳しい条件はWEBページや問い合わせ時に案内すれば十分です。
募集看板は「3つの情報」を大きくすると分かりやすい
シンプルにするなら、優先順位は次の3つです。
空きあり
月額○○円
TEL/QRコード
これだけでも募集看板として十分機能します。
その下に小さめの文字で、
普通車可
24時間利用可
などを追加するイメージです。
問い合わせにつながりやすい看板の見せ方
書く内容だけでなく、見せ方も重要です。
同じ情報でも、文字の大きさや看板の位置によって見つけてもらいやすさが変わります。
「空きあり」を最も目立たせる
現在の利用者を募集しているなら、まず「空きあり」が目に入るようにします。
たとえば、
月極駐車場
より、
空きあり
を大きく表示する方法です。
利用者が知りたいのは、駐車場があることよりも、
今借りられるか
だからです。
月額料金と電話番号は数字を読みやすくする
料金や電話番号は、細い文字や小さな文字にしない方がよいでしょう。
特に、
10,000円
090-XXXX-XXXX
などの数字は、通り過ぎながらでも読み取れる大きさにします。
電話番号を覚える必要はありませんが、
「連絡先がある」
「すぐ問い合わせできる」
と分かるだけでも違います。
道路から見える位置に設置する
どれだけ分かりやすい看板を作っても、
駐車場の奥
物置の後ろ
フェンスの内側
草木の陰
にあれば見てもらえません。
基本は、道路から見える場所です。
特に、
駐車場へ車が入っていると看板が隠れる
というケースもあるため、実際に車を停めた状態で確認してみましょう。
車の進行方向から読めるか確認する
看板を設置したら、オーナー自身も車で前を通ってみると分かりやすいです。
歩いて見ると十分読めても、車では一瞬しか見えません。
そのとき、
月極
空きあり
料金
問い合わせ先
のどこまで読み取れるか確認します。
細かな説明は読めなくても構いません。
まず「空いている」と気付いてもらうことが目的です。
QRコードは「詳細ページへの入口」として使う
募集看板にQRコードを載せる場合は、単に公式サイトのトップページへ飛ばすより、その駐車場専用の募集ページへ直接つなぐ方が分かりやすいです。
リンク先には、
- 月額料金
- 初期費用
- 空き台数
- 区画サイズ
- 駐車場写真
- 地図
- 問い合わせフォーム
などを掲載しておきます。
看板には情報を詰め込みすぎず、
「詳細・申込みはこちら」
としてQRコードを置けば、現地看板とWEB募集を自然につなげられます。
【関連記事】月極駐車場をWEBで募集する方法|ポータル掲載・写真・注意点を解説
QRコードはリンク切れと更新忘れに注意する
QRコードを設置したら、定期的に自分のスマートフォンで読み取って確認しましょう。
特に注意したいのが、
- 募集ページを削除した
- URLを変更した
- 以前の管理会社ページへ飛ぶ
- 満車なのに「空きあり」と表示されている
といった状態です。
QRコードそのものが読めても、リンク先の情報が古ければ逆効果です。
看板とWEBページはセットで更新すると管理しやすくなります。
月極駐車場の募集看板の具体例
実際の看板は、できるだけシンプルにします。
たとえば基本形なら、
月極駐車場
空きあり
月額10,000円
TEL 000-0000-0000
詳細・申込みはこちら → QRコード
程度でも十分です。
軽自動車専用区画なら、
月極駐車場
軽自動車区画 空きあり
月額8,000円
TEL 000-0000-0000
QRコード
という形も分かりやすいでしょう。
「残り1台」を使うなら更新できる場合だけ
実際に残り1台なら、
残り1台
あと1区画
と表示すると、現在募集中であることが分かりやすくなります。
ただし、契約後も「残り1台」のまま放置すると、問い合わせた利用者に不信感を与えます。
頻繁に現地へ行けない駐車場なら、
空きあり
最新の空き状況はQRコードから確認
としておく方が管理しやすいでしょう。
看板に料金を書かない方がよい場合もある
基本的には、料金を掲載した方が利用者は判断しやすくなります。
ただし、すべてのケースで「月額○円」と固定表示する必要はありません。
たとえば、
- 区画によって料金が違う
- 軽自動車と普通車で料金が違う
- 屋根付きと屋外で料金が違う
- 複数台契約で条件が変わる
といった場合は、
月額8,000円~
料金は区画により異なります
としてもよいでしょう。
そのうえでQRコードから詳細料金を確認できるようにします。
「料金はお問い合わせください」だけでは比較されにくいこともある
一方、
月極駐車場募集中
料金はお問い合わせください
だけでは、利用者が問い合わせをためらうことがあります。
近隣に、
月額9,000円
月額10,000円
と料金が明記された駐車場があれば、そちらから検討される可能性があります。
料金を公開できない事情がなければ、おおよその価格帯だけでも掲載しておくと比較しやすくなります。
手書き看板でも使える?
短期間の募集や、とりあえず空きが出たことを知らせたい場合は、手書きの案内でも役に立つことがあります。
たとえば既存看板へ、
空きあり
というプレートを追加するだけでも、満車と思われていた駐車場が現在募集していると伝えられます。
ただし、長期間使うのであれば、
- 雨で文字が消える
- 色あせる
- 破れる
- 読みにくくなる
といった問題があります。
長く使う募集看板なら、屋外用の耐候性を考えたものにした方が管理しやすいでしょう。
古い募集看板は逆効果になることがある
看板は設置したら終わりではありません。
定期的に、
- 色あせ
- サビ
- 割れ
- 汚れ
- 文字の剥がれ
- 電話番号
- 管理会社名
- 月額料金
を確認しましょう。
特に問題なのが、情報そのものが古い看板です。
たとえば現在は月額12,000円なのに、看板だけ10,000円のままだと、問い合わせ時のトラブルにつながります。
管理会社が変わったのに以前の電話番号が載っているケースも注意が必要です。
「空きあり」と「満車」は必ず更新する
募集看板で最も管理したいのが空き状況です。
たとえば、
看板:空きあり
↓
問い合わせ
↓
実際は満車
となれば、せっかく問い合わせしてくれた人をがっかりさせます。
反対に、
満車
の表示を出したまま空きが発生すると、せっかくの募集機会を逃します。
頻繁に入れ替わる駐車場なら、
空きあり/満車
だけ交換できるプレート式にしておく方法もあります。
募集看板でやってはいけないこと
月極駐車場の募集看板では、次のような状態は避けたいところです。
- 「月極」とだけ書いて募集状況が分からない
- 電話番号が小さすぎる
- 料金が古い
- 満車なのに「空きあり」のまま
- 契約条件を詰め込みすぎて文字が小さい
- 看板が駐車場の奥にある
- 車や草木で看板が隠れている
- QRコードが読み取れない
- 古い管理会社の連絡先が残っている
看板を派手にすることよりも、現在の正しい情報を分かりやすく見せることが重要です。
看板を改善しても問い合わせが来ない場合
募集看板を新しくしたからといって、必ず問い合わせが増えるわけではありません。
改善しても反応がないなら、看板以外の原因を確認しましょう。
WEBで見つけてもらえているか
現地看板だけで募集しているなら、WEB掲載も検討します。
遠方から転居してくる人や、勤務先の近くで探している人には、現地看板だけでは届きません。
【関連記事】月極駐車場をWEBで募集する方法|ポータル掲載・写真・注意点を解説
賃料が周辺相場より高くないか
看板を見ても、
「近くの駐車場より高い」
と思われれば問い合わせにはつながりません。
周辺の月極賃料と比べてみましょう。
区画そのものが使いにくくないか
- 狭い
- 入りにくい
- 前面道路が狭い
- 大型車が停められない
といった条件が原因の場合、看板改善だけでは解決しません。
そもそも月極需要が弱くないか
周辺の月極駐車場にも空きが多いなら、地域全体で月極需要が弱い可能性があります。
この場合は、値下げや看板変更を繰り返すより、別の活用方法まで比較した方がよいでしょう。
【関連記事】月極駐車場が埋まらない7つの原因|空車が続く理由と改善方法
月極で埋まらないなら空き区画の時間貸しもある
看板やWEB募集を改善しても、1〜2台だけ長期間空いている場合は、月極募集を続けながら空き区画を時間貸しする方法もあります。
たとえば10台の駐車場で、
8台:月極契約中
2台:空き
なら、8台はそのまま月極で運営し、2台だけ特Pなどの駐車場シェアで貸す考え方です。
月極をすべてやめる必要はありません。
月極契約が決まるまでの空車期間を活用する
考え方としては、
月極募集
↓
契約が決まるまで特P
↓
月極契約が決まる
↓
その区画の時間貸しを終了
です。
看板から月極問い合わせを取りながら、空いている間だけ別の需要を取る形です。
【関連記事】月極駐車場の空き区画を特Pで貸せる?月極募集と併用する方法・注意点を解説
月極駐車場の募集看板についてよくある質問
Q. 月極駐車場の看板には何を書けばいいですか?
最低限、
月極駐車場
空きあり
月額料金
問い合わせ先
が分かればよいでしょう。
細かな契約条件はWEBページや問い合わせ時に案内できます。
Q. 月額料金は看板へ載せた方がいいですか?
基本的には、料金が分かった方が利用者は判断しやすくなります。
区画によって料金が違う場合は、
月額○円~
として詳細をWEBで案内する方法もあります。
Q. 電話番号だけでも大丈夫ですか?
電話だけでも問い合わせはできますが、営業時間外や電話が苦手な人もいます。
WEBフォームやQRコードも用意すると、問い合わせ方法の選択肢を増やせます。
Q. QRコードは載せた方がいいですか?
専用の募集ページがあるなら活用しやすいです。
料金、区画サイズ、写真、空き状況など、看板へ書ききれない情報をWEBで見せられます。
Q. 募集看板はどこに置けばいいですか?
道路から見え、車や草木で隠れにくい位置が基本です。
駐車場の奥ではなく、出入口付近など通行人や車から見つけやすい位置を検討しましょう。
Q. 手書きの募集看板でも問題ありませんか?
短期間なら使えますが、長期では雨や紫外線で読みにくくなる可能性があります。
長期間設置するなら屋外環境に合った看板の方が管理しやすいでしょう。
Q. 看板を出しても問い合わせがない場合はどうしますか?
WEB掲載、賃料、区画サイズ、周辺需要などを確認します。
看板だけが原因とは限りません。
それでも空きが続くなら、空き区画の時間貸しなど別の方法も比較してみましょう。
まとめ|募集看板は「空きあり・料金・問い合わせ先」を分かりやすく
以上、月極駐車場の募集看板に何を書く?問い合わせを増やす見せ方・作り方を解説...というお話でした。
月極駐車場の募集看板では、たくさんの情報を書くことより、
空きあり
月額料金
問い合わせ先
を一目で分かるようにすることが大切です。
道路から見える位置へ看板を設置し、必要に応じてQRコードからWEB募集ページへ誘導すると、現地とWEBの両方を使った募集ができます。
また、看板は一度設置して終わりではありません。
空き状況、料金、電話番号などが古くなっていないか定期的に確認しましょう。
それでも問い合わせが増えない場合は、看板だけの問題ではなく、賃料・WEB掲載・区画条件・地域の月極需要に原因があるかもしれません。
月極として埋まりにくい区画が1〜2台だけ残るなら、月極募集を続けながら特Pなどで時間貸しする方法まで含めて検討するとよいでしょう。
【関連記事】月極駐車場の空きを埋める施策5つ|募集・料金・WEB掲載・時間貸しまで解説