
親が施設へ入ると、実家をすぐ売るべきか、そのまま残すべきか迷うことがあります。
荷物が残っている、親が戻る可能性がある、兄弟で方針が決まっていないなど、すぐに結論を出せない家庭も少なくありません。
そんなときは、家をそのまま残しながら、空いている駐車スペースだけ活用して維持費の一部を補う方法があります。
親が施設に入った後、実家をすぐ売れないのは珍しくない
親が施設へ入ったからといって、すぐに実家を売却できるとは限りません。
むしろ実際には、しばらく空き家のまま残す家庭も多いでしょう。
親が自宅へ戻る可能性がある
施設へ入った直後は、そのまま長期入居になるのか、自宅へ戻る可能性があるのか分からないこともあります。
親自身が「また家に帰りたい」と考えている場合、家族も簡単には売却を決めにくいでしょう。
この段階で急いで家を売るより、まずは今後の生活方針が固まるまで様子を見るという判断もあります。
荷物を整理できていない
長年暮らした実家には、家具、衣類、写真、書類、思い出の品など大量の荷物が残っています。
親が施設へ入ったあとに、それらを家族だけで短期間に整理するのはかなり大変です。
処分していい物か分からない、兄弟の確認が必要、親本人に聞かないと判断できないといったケースもあります。
家全体を賃貸に出したり売却したりするには、まずこの荷物整理が必要になります。
兄弟で方針が決まっていない
実家の今後について、
「売った方がいい」
「まだ残したい」
「親が生きている間は触らない方がいい」
など、兄弟姉妹で意見が分かれることもあります。
こうした状態で急いで売却や大きなリフォームを進めると、後で家族間のトラブルになる可能性があります。
実家の扱いは、収益だけでなく家族の気持ちも関係するため、時間をかけて決めることも必要です。
思い出のある家を簡単には売れない
実家は単なる不動産ではありません。
自分が育った家だったり、親が長く暮らした家だったりするため、金額だけでは割り切れないこともあります。
「今は売れない。でも何年も完全放置するのも不安。」
この中間状態が、施設入居後の実家では起こりやすいです。
実家を残していても維持費はかかる
実家を売らずに残している間も、お金はかかります。
誰も住んでいないから維持費がゼロになるわけではありません。
固定資産税
代表的なのが固定資産税です。
親が施設へ入って誰も住まなくなっても、所有している限り固定資産税の負担は続きます。
税額は土地や建物の評価額、地域などによって異なりますが、毎年まとまった支出になる家庭もあります。
火災保険
空き家になった場合、火災保険の契約内容も確認しておきたいところです。
居住中と空き家では保険会社の扱いが異なることがあるため、親が施設へ入り長期間誰も住まなくなる場合は保険会社へ確認した方が安心です。
電気・水道など最低限の費用
完全に契約を止める家庭もありますが、定期的な換気や清掃、庭の水やりなどで電気や水道を残すケースもあります。
わずかな基本料金でも、年間で見ると維持費になります。
草刈り・庭木・建物管理
庭がある実家では、雑草や庭木の管理も必要です。
また、
- 郵便物
- 雨漏り
- 外壁や屋根
- 雨樋
- 害虫
- 不法投棄
など、定期的に状態を確認する必要があります。
遠方に住んでいれば、現地へ行く交通費や空き家管理サービスの費用がかかる場合もあります。
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実家は「売る・貸す・放置する」の3択ではない
親が施設へ入った実家について考えるとき、
売る
家全体を貸す
何もしない
の3つしかないように感じるかもしれません。
しかし、その中間の方法もあります。
それが、家はそのまま残して、使っていない駐車スペースだけ貸す方法です。
家全体を貸すよりハードルが低い
家を賃貸住宅として貸すには、
- 荷物整理
- 修繕
- 清掃
- 設備点検
- 賃貸借契約
- 入居者対応
などが必要になります。
古い実家なら、水回りやエアコンなどの修理が必要になることもあります。
一方、すでに車を停められる駐車スペースがあるなら、建物内部を片づけずに活用できる可能性があります。
親の荷物を残したままでも、
「家は保留、駐車場だけ活用」
という考え方ができます。
将来売却するときの選択肢も残しやすい
大きな建物を建てたり、土地全体を長期間貸したりすると、将来方針を変更しにくくなる場合があります。
その点、既存の駐車スペースを活用する方法なら、家の将来方針が決まるまでの「つなぎ」として使いやすいでしょう。
親が戻ることになった、家を売ることになった、家族が住むことになったなど、状況が変わったときに対応しやすいのがメリットです。
駐車場収入で固定資産税をどこまで補える?
この記事のタイトルにある「固定資産税分だけでも稼ぐ」というのは、駐車場シェアで大きく儲けるという意味ではありません。
考え方としては、
今まで0円だった駐車スペースから少し収入を得て、実家の維持費の一部を補う
というものです。
たとえば、駐車場から次のような収入があったとします。
| 月の駐車場収入 | 年間収入 |
|---|---|
| 2,000円 | 24,000円 |
| 5,000円 | 60,000円 |
| 8,000円 | 96,000円 |
| 10,000円 | 120,000円 |
| 15,000円 | 180,000円 |
| 20,000円 | 240,000円 |
※実際の手取り額は、駐車場シェアサービスの手数料や税金などによって異なります。
月5,000円でも年間6万円になる
月5,000円なら、それほど大きな金額には感じないかもしれません。
しかし年間では6万円です。
これまで収益ゼロだった実家の駐車場から6万円入れば、固定資産税や草刈り、空き家管理などの一部に充てることができます。
月1万円なら年間12万円
月1万円なら年間12万円です。
たとえば実家の固定資産税が年間10万円程度だった場合、単純な売上だけを見れば同程度の金額になります。
もちろん、サービス手数料や所得に対する税金などもあるため、
「月1万円売上=固定資産税10万円を完全に払える」
という単純な話ではありません。
それでも、実家をただ保有して支出だけが続く状態と比べれば、維持費を補う手段になります。
立地によって収入差は大きい
駐車場を貸したからといって、毎月1万円以上の予約が入るとは限りません。
駅、病院、学校、商業施設、観光地などとの位置関係によって需要は変わります。
住宅街や郊外では月数千円程度にとどまることもありますし、ほとんど利用されない地域もあります。
詳しい収益の考え方はこちらで解説しています。
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目標は「儲ける」より実家の維持費を少し軽くすること
親が施設へ入った実家の駐車場活用では、最初から高収益を目標にしなくてもよいと思います。
家そのものを売るのか、貸すのか、将来家族が使うのかまだ決まっていないなら、大きな投資をする段階ではありません。
むしろ、
固定資産税の一部
草刈り代
空き家管理費
帰省時の交通費
などを少しでも補えれば十分という考え方もあります。
実家の結論が出るまでの間、空いている駐車スペースだけ小さく活用する。
このくらいの距離感が、施設入居後の実家とは相性がいいでしょう。
実家の駐車場だけ貸すメリット
親が施設へ入った後の実家では、「家全体をどうするか」は簡単に決められなくても、駐車場だけなら比較的動かしやすい場合があります。
特に、すでに車を停められるスペースがある実家なら、大きな工事をせずに始められるのがメリットです。
建物や親の荷物を触らなくていい
実家を賃貸住宅として貸す場合、まず問題になるのが家の中に残された荷物です。
家具や家電、衣類、写真、書類などを整理しなければならず、親本人や兄弟姉妹への確認が必要になることもあります。
その点、駐車スペースだけを貸すのであれば、基本的に建物内部を片づける必要はありません。
「親の荷物にはまだ触れたくない。でも実家を完全に放置するのももったいない。」
そんな段階でも検討しやすい方法です。
初期投資を抑えやすい
すでに舗装や砂利敷きがされ、問題なく車を停められる状態なら、大掛かりな設備投資をせずに貸せる可能性があります。
駐車場シェアサービスなら、既存の空きスペースを登録して貸し出す方法なので、コインパーキングのように精算機やゲートを設置する必要もありません。
ただし、駐車スペースの状態によっては、草刈り、区画表示、車止めなどの整備が必要になることはあります。
実家を売却するときにやめやすい
施設へ入った直後は実家を残すつもりでも、数年後には売却することになるかもしれません。
そのため、実家の将来が決まっていない段階では「撤退しやすさ」も重要です。
大きな建物を新築して土地活用すると簡単にはやめられませんが、既存の駐車スペースを活用するだけなら比較的方針を変更しやすくなります。
特に時間貸しの駐車場シェアは、実家の売却や家族による利用など、将来の変化に対応しやすいのが特徴です。
遠方からでも管理しやすい
親の実家と子どもの自宅が離れているケースも多いでしょう。
時間貸しの駐車場シェアなら、予約や決済などをサービス上で行えるため、利用のたびに現地へ行って料金を受け取る必要はありません。
ただし、遠方から完全放置できるという意味ではありません。
雑草、落ち葉、区画表示、道路からの入りやすさなど、駐車場の状態は定期的に確認する必要があります。
人や車の出入りが生まれる
誰も住んでいない実家では、長期間まったく人の気配がない状態になることがあります。
駐車場が利用されれば、定期的に車の出入りが生まれるため、完全に放置された状態とは外からの印象が変わる可能性があります。
ただし、駐車場を貸すこと自体が空き家の防犯対策になるわけではありません。
郵便物の確認、換気、雨漏りや建物の点検、庭木の管理などは別途必要です。
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実家の駐車場を貸す方法は大きく2つ
実家の駐車スペースを貸すなら、大きく分けて「駐車場シェア」と「月極駐車場」の2つがあります。
どちらが優れているというより、実家を今後どうする予定なのかによって選ぶのがおすすめです。
| 比較項目 | 駐車場シェア | 月極駐車場 |
|---|---|---|
| 貸し方 | 日・時間単位 | 月単位 |
| 収入 | 利用状況で変動 | 契約中は比較的安定 |
| 利用者 | 入れ替わる | 基本的に固定 |
| 管理 | サービス経由 | 自主管理または管理会社 |
| 実家を使いたい日 | 調整しやすい | 基本的に使えない |
| 売却への対応 | 比較的しやすい | 契約内容の確認が必要 |
| 向くケース | 将来がまだ未定 | 長期間貸す予定 |
駐車場シェアで貸す
駐車場シェアは、使っていない駐車スペースを必要な日時だけ貸し出す方法です。
特Pやakippaなどが代表的です。
大きな特徴は、実家の駐車場を常に貸しっぱなしにしなくてもいいことです。
実家の将来が決まっていない場合に使いやすい
「親が戻る可能性がある」
「数年以内に売却するかもしれない」
「家族がときどき実家へ行く」
といった状況なら、月極より時間貸しの方が使いやすい場合があります。
自分たちで使う日を確保しながら、それ以外の日だけ貸すという運用も考えられます。
施設入居後の実家をどうするかまだ決められない家庭とは、比較的相性のよい方法です。
初期費用を抑えて需要を試せる
駐車場シェアのもう一つのメリットは、「この場所に駐車需要があるのか」を試しやすいことです。
実家の駐車場が、
「駅から少し離れているけれど予約は入るのか」
「住宅街でも利用者はいるのか」
といったことは、実際に掲載してみないと分からない場合もあります。
大掛かりな設備投資をする前に、小さく需要を確認できるのはメリットです。
月極駐車場として貸す
もう一つは、近隣住民などに月単位で貸す方法です。
契約者が決まれば毎月一定の賃料が入るため、収入を予測しやすいのが特徴です。
長期間実家を残すなら選択肢になる
親が長期的に施設で生活する予定で、実家も当面売却しないのであれば、月極の方が向いているケースがあります。
特に、
- 駐車場が不足している住宅街
- 2台目・3台目需要がある地域
- 周辺の月極駐車場が満車
- マンションやアパートが多い
といった場所では、固定の利用者が見つかる可能性があります。
安定収入を得やすいのがメリット
たとえば月8,000円で1台分を貸せれば、満室期間が続く単純計算では年間96,000円です。
毎月の予約状況に左右される駐車場シェアと違い、契約が続いている間は収入が安定します。
固定資産税など毎年発生する実家の維持費を補う目的なら、この安定性はメリットです。
一方で、家族が実家へ行くからといって自由に駐車スペースを使うことはできません。
実家を売却するときにも賃貸借契約の内容を確認する必要があるため、「いつまで実家を残すか分からない」という段階なら慎重に判断した方がいいでしょう。
駐車場シェアが向いている実家
実家の将来がまだ決まっていない場合は、まず駐車場シェアから検討しやすいでしょう。
ただし、どこでも予約が入るわけではありません。
駅が徒歩圏にある
駅周辺は通勤、買い物、送迎などさまざまな駐車需要があります。
駅前のコインパーキングより少し安く利用できる駐車場を探す人もいるため、徒歩圏なら需要を期待できる場合があります。
病院や学校などが近い
大きな病院、大学、学校などの周辺も候補になります。
特に施設内の駐車場が不足している場所では、周辺の時間貸し駐車場を探す人がいます。
観光地やイベント施設が近い
スタジアム、ホール、観光地などの近くでは、特定の日に駐車需要が急増することがあります。
普段は静かな住宅街でも、イベント開催日だけ予約が集中することもあります。
周辺のコインパーキングが少ない
目的地があっても周辺に駐車場が十分にあれば、個人宅の駐車場を借りる必要性は低くなります。
逆に、目的地があるのに駐車場が少ない場所はシェア駐車場との相性がよくなります。
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月極駐車場が向いている実家
一方、住宅街では月極の方が向いているケースもあります。
駐車スペースが不足している住宅密集地
古い住宅街では、1世帯に1台分しか駐車スペースがない家も珍しくありません。
子どもが車を購入した、仕事用の車が増えたなどの理由で「近所でもう1台分借りたい」という需要が発生します。
集合住宅が周辺に多い
マンションやアパートの駐車場に空きがない場合、近隣の月極駐車場を探す人もいます。
実家の周辺を歩いて「月極駐車場」「空きあり」といった看板がどの程度あるか確認してみるだけでも、地域の状況を把握する参考になります。
実家を数年以上残す予定
短期間で売却する可能性があるなら時間貸しの方が扱いやすいですが、当面実家を残す方針が決まっているなら月極も候補になります。
迷ったら「どちらが儲かるか」より実家の予定で選ぶ
駐車場シェアと月極を比較すると、どうしても「結局どちらが儲かるの?」と考えたくなります。
しかし、施設へ入った親の実家では、収益だけで決めない方がいいでしょう。
実家の今後が未定
→ 駐車場シェア
家族もときどき駐車場を使う
→ 駐車場シェア
数年以上実家を残す予定
→ 月極も検討
近所で月極駐車場が不足している
→ 月極が有力
というように考えると分かりやすくなります。
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親が施設へ入った直後なら、実家の将来を急いで決める必要がないケースもあります。
まずは変更しやすい方法から小さく始めて、家族の方針が固まった段階で売却や賃貸などを改めて検討するのも一つの考え方です。
親名義の実家なら勝手に駐車場を貸さない
実家の駐車場を活用する前に、まず確認しておきたいのが「その土地は誰のものか」です。
親が施設へ入ったからといって、子どもが自由に実家の土地を貸せるようになるわけではありません。
まず土地・建物の所有者を確認する
実家が親名義なら、駐車場部分も基本的には親の財産です。
まず登記などで所有者を確認し、親本人の意思を確認したうえで進めることが大切です。
「実家だから自分たち家族のものだろう」と思い込まず、権利関係を整理してから始めましょう。
共有名義になっている場合にも注意
実家が父母の共有名義だったり、すでに相続が発生して兄弟姉妹の共有状態になっていたりするケースもあります。
この場合は、一人だけの判断で進めない方が安全です。
特に相続後の実家では、誰が所有者なのか分からないまま時間が経っていることもあります。
駐車場を貸す前に、登記や相続状況を確認しておきましょう。
親本人による判断が難しい場合は専門家へ
親本人による契約内容の理解や意思確認が難しい場合は、子どもが代わりに契約してよいとは限りません。
こうしたケースでは、財産管理に関する制度や代理権などが関係する可能性があります。
自己判断で進めず、必要に応じて司法書士や弁護士などの専門家へ相談した方が安心です。
実家の駐車場を貸す前に確認したいこと
所有者の確認ができたら、実際に駐車場として貸せる状態なのかを確認します。
すでに家族が使っていた駐車場でも、不特定の利用者へ貸すとなると注意したいポイントがあります。
車を問題なく停められる広さがあるか
まず駐車スペースの幅・奥行きを測っておきましょう。
「普通車1台くらい停められるだろう」という感覚だけで登録すると、大きな車が来たときに駐車できない可能性があります。
門扉、植木、軒、ブロック塀、エアコンの室外機なども含めて確認します。
利用できる車両サイズを明確にしておけば、トラブル防止にもつながります。
前面道路から入りやすいか
駐車スペースそのものが広くても、前面道路が狭ければ駐車しにくいことがあります。
特に古い住宅街では、
- 前面道路が狭い
- 電柱がある
- 曲がり角がきつい
- 切り返しが必要
- バックで進入しなければならない
といったケースがあります。
こうした条件は隠すのではなく、利用者へ事前に伝えることが大切です。
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家族が実家へ行く日の駐車場所も考える
意外と忘れやすいのが、家族自身が実家へ行くときの駐車スペースです。
親の荷物整理、庭の手入れ、郵便物の確認などで実家へ行ったところ、予約車両が停まっていて自分の車を置けないということも考えられます。
家族が頻繁に実家へ行くのであれば、利用日を調整できる駐車場シェアの方が使いやすいでしょう。
近隣への配慮も忘れない
これまで誰も使っていなかった実家に突然知らない車が出入りするようになると、近隣住民が驚く可能性があります。
特に住宅街では、
「最近知らない車がよく停まっている」
と不審に思われることもあります。
必要に応じて近隣へ「空いている駐車場を貸すことになりました」と一言伝えておくだけでも、余計な心配を減らせるでしょう。
また、利用者にはアイドリングや夜間の騒音などについて注意事項を設定しておくことも大切です。
駐車場を貸しても空き家管理は必要
ここは勘違いしないようにしたいポイントです。
駐車場に車が出入りするようになっても、建物自体の管理が不要になるわけではありません。
定期的に建物を確認する
誰も住まなくなった住宅は、不具合が発生しても気づきにくくなります。
定期的に、
- 雨漏り
- 屋根・外壁
- 雨樋
- 郵便物
- 庭木
- 雑草
- 害虫
- 不審な侵入跡
などを確認しましょう。
特に台風や大雨の後は、できれば建物の状態を確認しておきたいところです。
郵便物をためない
ポストから郵便物やチラシがあふれていると、長期間誰も住んでいないことが外から分かりやすくなります。
定期的に回収するか、必要に応じて郵便物の転送なども検討しましょう。
駐車場収入と空き家管理は分けて考える
駐車場を貸す目的は、あくまで使っていないスペースを活用して維持費の一部を補うことです。
「駐車場を貸したから空き家対策も完了」と考えず、
建物は建物として管理する。
駐車場は駐車場として活用する。
と分けて考える方が安全です。
実家を売ることになったらどうする?
数年間は実家を残すつもりだったとしても、状況は変わります。
親の生活状況や家族の考えが変わり、「そろそろ実家を売ろう」という結論になることもあるでしょう。
そのため、実家の将来が決まっていない時期には出口の取りやすさも重要です。
駐車場シェアなら比較的方針を変えやすい
既存の駐車スペースを時間貸しする方法なら、大掛かりな設備を設置しないため、将来の方針変更に対応しやすいのがメリットです。
ただし、実際に掲載を終了するときの手続きや予約済み利用の扱いなどは、利用するサービスの規約を確認してください。
月極は契約内容を確認する
月極駐車場として貸している場合は、「実家を売るから明日から使えません」というわけにはいきません。
解約方法や予告期間などは契約内容によって異なります。
数年以内に実家を売却する可能性が高いなら、契約条件まで確認したうえで月極にするか判断しましょう。
実家の駐車場活用は「小さく始める」くらいでいい
親が施設へ入った後は、家族にもさまざまな負担が発生します。
施設とのやり取り、親の生活用品、住所変更や各種手続き、実家の荷物整理など、やることは少なくありません。
その状況で「せっかく土地があるから本格的に土地活用しよう」と考える必要はないでしょう。
すでにある駐車スペースを使って、
月3,000円入れば年間36,000円。
月5,000円入れば年間60,000円。
月1万円入れば年間120,000円。
このくらいの感覚から始めても十分です。
大儲けを狙う土地活用ではなく、これまで0円だった空きスペースから少し収入を得て、固定資産税や実家の管理費を補う。
施設入居後の実家では、こうした小さな土地活用も現実的な選択肢になります。
よくある質問
Q. 親が施設に入ったら実家を売った方がいいですか?
必ずしもすぐに売る必要はありません。
親が自宅へ戻る可能性、家族の意向、実家の管理負担、今後の施設生活などを考えて判断します。
一方で、長期間何も決めずに放置すると建物の劣化や管理負担が増える可能性があります。
「今は売らない」という判断をする場合でも、定期的な管理と今後の方針については家族で話し合っておきましょう。
Q. 親名義でも子どもが駐車場を貸せますか?
親名義の土地を子どもが自由に貸せるとは限りません。
まず所有者を確認し、親本人の意思を確認したうえで進めることが基本です。
本人による判断が難しい場合などは、必要に応じて専門家へ相談してください。
Q. 月5,000円程度でもやる意味はありますか?
月5,000円でも年間では6万円になります。
実家の固定資産税、草刈り、火災保険、空き家管理などには毎年費用がかかるため、その一部を補えるだけでも意味はあります。
「いくら儲かるか」だけでなく、「実家を維持する持ち出しをどれだけ減らせるか」で考えると分かりやすいでしょう。
Q. 遠方の実家でも駐車場シェアできますか?
サービスの条件を満たし、適切に管理できる状態なら検討できます。
予約や決済をオンラインで行えるサービスなら、毎回現地へ行って利用者対応をする必要はありません。
ただし、駐車場や建物の定期確認は必要です。
Q. 固定資産税以上に稼いだら税金はかかりますか?
駐車場から得た収入には税金が関係する可能性があります。
所得区分や申告の必要性は貸し方や他の所得などによって変わるため、「固定資産税より収入が少なければ申告不要」という考え方はできません。
収入が発生したら、必要経費や所得の扱いも含めて確認しておきましょう。
Q. 実家を売るとき駐車場シェアはすぐやめられますか?
駐車場シェアは比較的方針を変更しやすい方法ですが、サービスごとに掲載停止の手続きや予約済み利用への対応などがあります。
売却が決まった段階で利用中のサービスの規約を確認しましょう。
Q. 空き家になったら火災保険はそのままでいいですか?
契約内容によって異なります。
居住していた住宅が長期間の空き家になると、保険会社への連絡が必要になる場合があります。
親が施設へ入り今後ほとんど居住しないことが決まったら、加入している保険会社や代理店へ確認しておくと安心です。
まとめ|実家の結論が出るまで「駐車場だけ活用」も選択肢
以上、親が施設に入って実家が空き家に|売らずに駐車場だけ貸す方法について解説しました。
親が施設へ入ったからといって、実家をすぐ売れる家庭ばかりではありません。
荷物が残っている。
親が戻る可能性がある。
兄弟で意見がまとまっていない。
思い出があり、まだ売る決断ができない。
そんなときに無理に結論を出す必要はありません。
ただし、実家を残している間も固定資産税や火災保険、草刈り、建物管理などの負担は続きます。
そこで駐車スペースが空いているなら、
「家はそのまま。駐車場だけ貸す」
という方法も検討できます。
月数千円の収入だったとしても、年間では数万円になります。
実家を使って大きく儲けるのではなく、固定資産税や管理費などの持ち出しを少し減らす。
実家を売るかどうか決めるまでの「つなぎの土地活用」と考えると、駐車場シェアは使いやすい選択肢の一つです。
特に、実家をいつ売るかまだ決まっていない場合は、月極よりも必要な日を調整しやすい駐車場シェアから検討するとよいでしょう。
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特Pなら実家の空き駐車場から始められる
特Pは、自宅や実家などの空いている駐車スペースを貸し出せる駐車場シェアサービスです。
「実家を売るのはまだ決められない。でも空いている駐車場をそのままにしておくのはもったいない。」
そんな場合は、まず実家周辺に駐車需要がありそうか確認してみるところから始めてもよいでしょう。
\実家の空き駐車場を小さく活用/