
「自宅の駐車場が空いているけれど、軽自動車くらいしか停められない」「住宅街の狭い駐車場でも貸せるの?」と気になる方もいるでしょう。
自宅駐車場は、普通車が余裕で停められる広さがなければ活用できないとは限りません。
大切なのは、実際の寸法や出入りのしやすさを確認して、第三者が安全に利用できる車両に合わせて貸すことです。
結論|狭い自宅駐車場でも貸せる可能性はある
自宅駐車場を貸したいと思っても、
「軽自動車しか入らないから無理かな?」
「普通車が停められないと需要がないのでは?」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、駐車場シェアで重要なのは、必ずしも大きな駐車スペースがあることではありません。
その駐車場にどのくらいの車なら安全に停められるのかを正確に把握することが重要です。
普通車では窮屈でも、軽自動車なら余裕を持って停められるスペースもあります。
一方で、
- 車体が道路にはみ出す
- ドアを十分に開けられない
- 隣地にはみ出さないと乗り降りできない
- カーポートの柱などに接触する危険がある
- 前面道路が狭すぎて入庫が難しい
といった駐車場なら、単純に「車が入るから貸せる」と考えるのはおすすめできません。
自分は毎日使っているので簡単に駐車できても、利用者にとっては初めて訪れる場所です。
そのため狭い自宅駐車場では、
「ギリギリ入る車」ではなく「初めて来た人でも無理なく停められる車」を基準に考えましょう。
「軽自動車1台分しかない」はデメリット?
普通車が停められないことは、利用できる車が限定されるという意味ではデメリットになります。
しかし、それだけで駐車場として活用できないとは限りません。
普通車を停められなくても需要がゼロとは限らない
軽自動車を利用している人にとっては、普通車まで対応している広い駐車場である必要はありません。
目的地に近く、料金や使い勝手などの条件が合えば、軽自動車向けの駐車スペースが選択肢になる可能性もあります。
たとえば、
- 駅の近く
- 病院の近く
- 学校や大学の近く
- 観光地の近く
- 体育館やスタジアムの近く
- 商業施設の周辺
など、車で訪れる人がいる場所なら、駐車スペースの広さだけで需要が決まるわけではありません。
逆に広い駐車場でも、周辺に駐車需要がほとんどなければ利用されにくいでしょう。
「狭いから無理」と判断する前に、どの車なら停められるのかと、周辺に需要があるかを分けて考えることがポイントです。
無理に普通車対応にしない
狭い駐車場で特に避けたいのが、
「普通車も何とか入りそうだから大丈夫」
という判断です。
車体だけなら敷地内に収まっても、運転席のドアを開けられなければ実用的とはいえません。
また、利用者によって運転技術も違います。
数センチ単位で切り返さなければ入れないような駐車場を、「普通車可」と考えるのは慎重になった方がよいでしょう。
軽自動車なら余裕があるのであれば、無理に大きな車まで対象にするより、安全に利用できる範囲を優先する方がトラブル防止につながります。
狭い駐車場ほど正確な情報が重要
広い駐車場なら多少駐車位置がずれても問題にならないことがありますが、狭い駐車場では数十センチの違いが重要になります。
そのため、
- 駐車スペースの幅
- 奥行き
- 高さ
- 駐車場入口
- 柱や塀の位置
- 貸し出す区画
などを正確に確認しておきましょう。
また、写真などを使って駐車場所を分かりやすくすることも重要です。
→ 自宅駐車場を貸すには何が必要?特P登録前に確認する7つのこと
狭い駐車場で測っておきたい5つの寸法
「軽自動車なら入りそう」という感覚だけで判断せず、実際にメジャーなどを使って測ってみましょう。
特に確認したいのが次の5か所です。
| 確認する場所 | チェックするポイント |
|---|---|
| 駐車スペースの幅 | 車体だけでなく乗り降りできるか |
| 駐車スペースの奥行き | 車体が敷地内に収まるか |
| 駐車場入口の幅 | 門柱などに接触せず入庫できるか |
| 高さ | カーポートや梁などに接触しないか |
| 障害物までの距離 | 柱・雨樋・室外機などが邪魔にならないか |
1.駐車スペースの幅
まず測りたいのが駐車スペースの幅です。
ただし、
「駐車場の幅>車幅なら停められる」
という単純な話ではありません。
車を停めた後には、人が乗り降りするスペースも必要です。
片側が建物の壁、反対側がブロック塀という駐車場では、車自体は入ってもドアを十分に開けられないことがあります。
また、自宅用の車と横並びになる場合には、隣の車との間隔も考えなければなりません。
狭い自宅駐車場ほど、車体寸法だけでなく実際に人が利用できる余裕まで確認しましょう。
2.駐車スペースの奥行き
次に奥行きを測ります。
特に注意したいのが、
車の一部が道路へはみ出さないか
という点です。
「前が少しくらい道路に出ても停められる」という前提で貸すのは避けましょう。
車両が敷地内に収まり、安全に利用できることを前提に考えます。
また、後方に給湯器やエアコンの室外機、物置などがある場合は、それらとの間隔も確認します。
単純な敷地の奥行きではなく、実際に駐車スペースとして使える奥行きを測ることが大切です。
3.駐車場入口の幅
見落としやすいのが入口です。
敷地内の駐車スペースが十分広くても、
- 門柱
- ブロック塀
- フェンス
- 植木
- 電柱
などによって入口だけ狭くなっている住宅があります。
自宅の車なら毎日同じ角度で入れているので問題なくても、初めて来る利用者には難しい場合があります。
特に前面道路が狭い住宅では、入口の幅と道路幅の両方を確認しておきましょう。
4.カーポートなどの高さ
「軽自動車なら高さは大丈夫」と考えるのも注意が必要です。
軽自動車にも背の低いタイプから、背の高いハイトワゴン系までさまざまな車があります。
カーポートや建物の下へ駐車する場合には、
- カーポート屋根
- 梁
- シャッター
- 配管
- 看板
など、一番低い部分を確認しましょう。
幅や奥行きだけでなく、高さ制限も含めて利用できる車を考える必要があります。
5.柱・雨樋・室外機など障害物までの距離
駐車スペース全体では十分な幅があっても、途中に障害物がある場合があります。
特に戸建住宅では、
- カーポートの柱
- 雨樋
- エアコン室外機
- 給湯器
- 水栓
- 植木鉢
- 自転車
などが駐車スペース周辺にあることも珍しくありません。
たとえば駐車場の入口は広いのに、途中にカーポートの柱があることで実際に使える幅が狭くなることもあります。
そのため、単純な長方形として測るのではなく、車が入ってから停車するまでの動線全体を確認するとよいでしょう。
軽自動車が停められる駐車場のサイズはどのくらい?
「軽自動車なら小さいので、狭い駐車場でも貸せるのでは?」と考える方もいるでしょう。
一般的な軽自動車は普通車よりコンパクトですが、駐車場として貸す場合は、車体が入るだけでは十分ではありません。
乗り降りするスペースや前面道路からの入出庫、柱・ブロック塀などの障害物まで含めて確認する必要があります。
また、特P公式の公開情報では、「最低○m×○m以上なら登録できる」という一律の最低寸法は明記されていません。
特Pでは駐車場を登録するときに、少なくとも駐車スペースの「長さ」と「幅」を伝える必要があり、利用できる車についても車種やサイズを指定して制限できます。
そのため、
「軽自動車用なら○m×○mあれば特Pに登録できる」
と考えるのではなく、実際の駐車スペースを測り、どの程度の車なら安全に利用できるかを確認することが大切です。
軽自動車そのものの大きさはどのくらい?
軽自動車には法律上の規格があり、現在は全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下とされています。
ただし、これは軽自動車そのものの最大寸法です。
たとえば駐車スペースの幅が1.48mあれば、幅1.48mの軽自動車を問題なく貸せるという意味ではありません。
車と駐車スペースがほぼ同じ幅では、ドアを開けて乗り降りすることができません。
さらに自宅駐車場には、
- ブロック塀
- 建物の外壁
- カーポートの柱
- 門柱
- エアコンの室外機
- 給湯器
- 植木や植木鉢
- 隣に停めている自宅用の車
などがある場合があります。
図面上の駐車スペースではなく、現在の状態で実際に車が使える有効寸法を測りましょう。
幅と奥行きだけでなく乗り降りできるか確認する
狭い自宅駐車場で特に注意したいのが幅です。
軽自動車が敷地内へ完全に収まったとしても、運転席のドアを十分に開けられなければ使いやすい駐車場とはいえません。
自宅の車なら、
「いつも左側ぎりぎりまで寄せて停めている」
といった使い方に慣れているかもしれません。
しかし、駐車場シェアでは初めてその場所へ来る人が利用します。
自分なら停められるかではなく、初めて来た利用者でも無理なく駐車・乗降できるかを基準に考えましょう。
カーポートがあるなら高さも測る
屋根付きの自宅駐車場では高さにも注意が必要です。
軽自動車だからといって、すべて車高が低いわけではありません。
背の高い軽自動車もあるため、
「軽自動車ならカーポートに入るだろう」
と判断するのは避けましょう。
カーポートの梁や補強材など、最も低くなっている部分の高さを実測しておくと安心です。
前面道路から入れるかも駐車場サイズの一部と考える
駐車スペースそのものに余裕があっても、道路から入庫できなければ利用しにくい駐車場です。
特に住宅街では、
「駐車スペースは広いけれど前面道路が狭い」
「入口の横に電柱がある」
「門柱があって斜めからしか入れない」
といったことがあります。
そのため、
駐車スペースの寸法+入口+前面道路
までセットで確認しましょう。
自分は毎日停めているので簡単に感じても、初めて来た利用者には難しい場合があります。
普通車が難しければ軽自動車向けとして考える
普通車では余裕がないものの、軽自動車なら安全に利用できる自宅駐車場もあります。
この場合、普通車まで利用できるようにするため無理にスペースを広げたり、ぎりぎりの条件で貸したりする必要はありません。
特Pでは、利用できる車両について車種やサイズを指定して制限できます。
狭い自宅駐車場ほど、
「何mあれば貸せるか」ではなく「どの車なら安全に貸せるか」
という考え方が重要です。
利用者側も登録したマイカー情報などを利用して駐車場を探せる仕組みがあるため、駐車場側の車両条件を正確に設定することがミスマッチ防止にもつながります。
駐車スペースだけでなく「前面道路」も重要
狭い自宅駐車場の場合、駐車スペースそのものと同じくらい重要なのが前面道路です。
たとえば敷地内に軽自動車が十分収まるスペースがあっても、道路が狭くて車を振れなければ簡単には入庫できません。
前面道路が狭い
道路が狭いと、駐車するときに何度も切り返さなければならないことがあります。
自宅の車なら慣れていても、初めて訪れる利用者には難易度が高くなります。
実際に自分の車を入れるとき、
「初めて来た人でも同じように停められるか?」
という視点で確認してみましょう。
入口付近に電柱などがある
駐車場の正面や入口付近に電柱があると、車を入れる角度が制限されます。
ほかにも、
- ガードレール
- 標識
- 街路樹
- 消火栓などの道路上の設備
が入出庫に影響することがあります。
敷地内だけを測って「軽自動車なら入る」と判断しないことが大切です。
一方通行など周辺道路も確認する
住宅街では、一方通行や時間帯による交通規制が設定されている道路もあります。
利用者が地図を見て簡単にたどり着けるか、実際の進入方向も確認しておくとよいでしょう。
バックでしか入れない駐車場は慎重に
道路からバックで入らなければ駐車できないこと自体で、一律に貸せないとはいえません。
ただし、狭い道路から何度も切り返す必要があるなど、駐車難易度が高い場合は慎重に判断しましょう。
特に自宅駐車場の場合、
「自分なら停められる」ではなく「初めて来た第三者でも安全に停められる」
という基準で考えることが重要です。
こんな狭い自宅駐車場なら貸しやすい
ここまで読むと、
「やっぱり狭い駐車場は難しいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、普通車には狭くても、次のような条件が揃っているなら軽自動車向けのスペースとして活用できる可能性があります。
軽自動車なら余裕を持って停められる
まず大前提となるのが、軽自動車なら無理なく停められることです。
ギリギリ収まるのではなく、乗り降りや入出庫まで含めて考えます。
道路から駐車位置が分かりやすい
住宅街では似た住宅が並んでいることがあります。
道路から見て駐車場所が分かりやすく、どこへ停めればよいのか写真などで説明しやすい駐車場は利用者も迷いにくくなります。
前面道路から入庫しやすい
スペース自体は小さくても、道路が比較的広く、まっすぐ入庫できる駐車場なら使いやすさは変わります。
反対に駐車スペースが広くても、前面道路が極端に狭く、入口に電柱があるなどの条件では駐車しにくくなります。
つまり、駐車場は面積だけではなく入れやすさも重要ということです。
周辺に駐車需要がある
そして、収益化を考えるなら立地も重要です。
軽自動車向けの小さなスペースでも、周辺に駐車したい人がいなければ予約にはつながりません。
一方、駅や病院、観光地、学校、イベント施設などが近く、周辺に駐車場が少ない地域なら需要が生まれる可能性があります。
「住宅街だから無理」と決めつける前に、自宅から徒歩圏内に車で人が訪れる場所がないか確認してみましょう。
→ 住宅街でも駐車場シェアは需要ある?貸しやすい自宅の条件を解説
逆に貸さない方がいい狭い駐車場
狭い駐車場でも活用できる可能性はありますが、何でも貸せばよいわけではありません。
次のような場合は、収益化より安全性を優先した方がよいでしょう。
車が道路にはみ出してしまう
軽自動車でも敷地内に収まらないのであれば、駐車場として貸すのは避けましょう。
「少しくらいなら大丈夫」という前提で考えないことが重要です。
隣地にはみ出さないと乗り降りできない
車は自宅敷地内に収まっていても、乗り降りするときに隣地へ入らなければならないようなスペースも第三者へ貸すには向きません。
隣家とのトラブルにつながる可能性もあります。
入出庫時の接触リスクが高い
門柱や外壁、カーポートの柱などとの間隔が極端に狭い場合も慎重に考えましょう。
自宅駐車場を貸して少し収入を得るために、車や建物の接触トラブルを抱えてしまっては本末転倒です。
家族の生活動線を塞いでしまう
車を停めると玄関へ入りにくい、自転車を出せない、自宅用の車を動かせないといった駐車場も使いにくいでしょう。
駐車場シェアは、自分たちの生活に支障が出ない範囲で行うのが基本です。
初めて来る人には駐車が難しすぎる
そして最後はこれです。
「物理的に車が入る」と「駐車場として貸しやすい」は別物です。
狭い路地から何度も切り返し、数センチ単位で車を寄せなければならないような場所なら、第三者へ貸すことには慎重になった方がよいでしょう。
自宅駐車場を貸す際のリスクはこちらでも詳しく解説しています。
→ 自宅駐車場を貸すのは危ない?知らない車を停めるリスクと対策
狭い駐車場を少しでも貸しやすくする方法
狭い自宅駐車場でも、周囲の状態を少し整えるだけで使いやすくなることがあります。
大掛かりな工事をするのではなく、まずは今あるスペースの中で安全に利用できる状態を作ることから考えてみましょう。
植木鉢や自転車などを移動する
自宅駐車場では、車とは関係のない物が置かれていることがあります。
たとえば植木鉢、自転車、ホース、ゴミ箱、洗車用品などです。
1つ1つは小さくても、狭い駐車場では数十センチの違いが駐車しやすさに影響します。
普段は問題なくても、初めて来る利用者にとっては障害物になることがあります。
特に車のドアを開ける側や切り返す位置に物を置いている場合は、可能なら移動しておきましょう。
駐車位置を分かりやすくする
狭い駐車場では、「どこまで寄せればよいか」が分かりにくいことがあります。
利用する駐車場シェアサービスの案内方法に合わせて、写真や説明で駐車位置を分かりやすくしておきましょう。
2台分あるうち端の1台だけを貸す場合などは、特に貸出スペースを明確にしておく必要があります。
利用者が迷って何度も切り返したり、間違って自宅用スペースへ停めたりしない状態を目指します。
軽自動車向けとして無理のない条件にする
普通車では余裕がなくても、軽自動車なら安全に利用できる駐車場もあります。
その場合は、無理に対応車種を広げるよりも、実際の駐車スペースに合った条件で貸す方がよいでしょう。
対象となる利用者は少なくなる可能性がありますが、接触事故や道路へのはみ出しなどのリスクを減らせます。
狭い駐車場ほど、
「たくさんの車に利用してもらうこと」より「利用できる車を正確に限定すること」
を優先した方が安心です。
駐車場の狭さも写真で正確に伝える
駐車場を広く見せようとして、実際より余裕があるように見える写真だけを掲載するのはおすすめできません。
利用者にとって重要なのは、予約して現地へ行ったときに「思っていたより狭かった」とならないことです。
壁、柱、カーポート、隣の車など、実際の駐車条件が分かる情報を伝えた方がトラブル防止につながります。
特に狭い駐車場では、利用者自身が「自分の車なら停められそうか」を判断できる情報を用意しておくことが重要です。
狭い自宅駐車場を貸すといくら稼げる?
「軽自動車しか停められない駐車場だと、あまり稼げないのでは?」と気になる方もいるでしょう。
確かに普通車やミニバンまで利用できる駐車場と比べれば、対象となる車が少なくなる可能性があります。
しかし、駐車場の収入は広さだけで決まるものではありません。
- 駅や病院など目的地までの距離
- 周辺の駐車需要
- コインパーキングの数
- 周辺料金
- 貸し出す曜日や時間
- 駐車のしやすさ
などの条件も影響します。
たとえば軽自動車限定でも、人気施設の近くで周辺駐車場が不足していれば利用される可能性があります。
一方、普通車が余裕で停められる広い駐車場でも、周囲に駐車需要がなければ予約にはつながりにくいでしょう。
つまり、
「狭いから稼げない」のではなく、「その場所を利用したい軽自動車ユーザーがいるか」が重要
ということです。
自宅駐車場シェアは、大きく稼ぐために高額な設備投資をする土地活用ではありません。
これまで使っていなかった小さなスペースから少しでも収入が得られるなら、それも一つの活用方法と考えるとよいでしょう。
収入の考え方についてはこちらで詳しく解説しています。
車を安全に停められないほど狭いなら別の活用方法も考える
駐車場シェアで収益化したいからといって、無理に車を停める必要はありません。
軽自動車でも安全に駐車できないスペースなら、別の使い方を検討した方がよい場合があります。
自転車やバイク置き場として使う
車には狭くても、自転車やバイクを置くには十分なスペースかもしれません。
家族の自転車が増えて玄関周辺が狭くなっている家庭なら、実用的な活用方法です。
ただし、第三者へ貸す場合には利用方法や法的な扱いなどを別途確認する必要があります。
物置スペースとして使う
収納不足なら、物置を置くという選択肢もあります。
アウトドア用品やタイヤ、工具などを収納できます。
ただし、物置の規模や設置方法によっては建築基準法上の確認などが必要になる場合があります。
また、将来再び駐車場として使いたくなった場合には撤去が必要です。
庭や生活スペースとして使う
車を置くことにこだわらず、庭や自転車置き場など自宅用スペースとして利用する方法もあります。
狭小地の場合は、数千円の収入のために無理な駐車場運用をするより、生活の利便性を高めた方がよいケースもあります。
「駐車場として貸せない=土地活用できない」ではありません。
そのスペースに合った使い方を考えることが大切です。
特Pで軽自動車向けの自宅駐車場を貸す流れ
軽自動車なら安全に利用できそうで、周辺にも駐車需要がありそうなら、駐車場シェアへの登録を検討してみましょう。
大まかには次のような流れです。
- 自分が第三者へ貸してよい駐車場か確認する
- 幅・奥行き・高さなどを測る
- 前面道路や入口の状態を確認する
- 安全に停められる車両サイズを確認する
- 駐車場や周辺の写真などを準備する
- 特Pへ駐車場情報を登録する
- 貸し出せる日時などを設定する
狭い駐車場の場合は、特に2~4の確認が重要です。
「軽なら入るだろう」と感覚で判断せず、実際に測った寸法をもとに考えましょう。
また、駐車場所が分かりにくい住宅街では、利用者が迷わないよう写真や説明も重要になります。
登録前に確認しておきたい内容はこちらで詳しくまとめています。
→ 自宅駐車場を貸すには何が必要?特P登録前に確認する7つのこと
狭い駐車場を貸す前のチェックリスト
実際に登録する前に、次の項目を確認してみましょう。
- □ 軽自動車など対象車両が敷地内に収まる
- □ ドアを開けて乗り降りできる
- □ 車が道路にはみ出さない
- □ 隣地へ入らず利用できる
- □ カーポートなどの高さに余裕がある
- □ 柱や室外機などへの接触リスクが低い
- □ 前面道路から安全に入庫できる
- □ 初めて来る人でも駐車位置が分かる
- □ 自宅用の車や家族の動線を邪魔しない
- □ 周辺に駐車需要がありそう
すべての狭い駐車場が駐車場シェアに向いているわけではありません。
重要なのは、車が物理的に入るかではなく、第三者が安全に利用できるかです。
少しでも無理があるなら、車両条件を小さくするか、別の活用方法を検討しましょう。
よくある質問
Q. 軽自動車しか停められない自宅駐車場でも貸せますか?
軽自動車なら安全に駐車でき、利用する駐車場シェアサービスの登録条件を満たせる場合には、活用を検討できます。
普通車に対応できないことだけを理由に諦める必要はありません。
ただし、車がぎりぎり収まるだけではなく、乗り降りや入出庫まで含めて安全に利用できるか確認しましょう。
Q. 特Pには最低何m×何mの駐車場が必要ですか?
特P公式の公開情報では、「最低○m×○m必要」という一律の最低サイズは明記されていません。
一方、駐車場登録時には、駐車スペースの「長さ」と「幅」を最低限伝える必要があります。また、利用できる車両については、車種やサイズを指定して制限できます。
そのため、狭い自宅駐車場では「何mあれば登録できるか」だけで判断するのではなく、実際の駐車スペースを測り、どの車なら安全に駐車・乗降・入出庫できるかを確認することが大切です。
軽自動車しか余裕を持って停められないのであれば、無理に普通車まで対応させるのではなく、利用できる車両サイズを適切に設定する方が安心です。
また特Pでは、利用者側も登録済みのマイカーや車種で絞り込み、駐車できる駐車場を検索できる仕組みがあります。つまり、駐車場側で車両条件を正確に登録することは、利用者とのミスマッチ防止にもつながります。
Q. 車が少し道路にはみ出しても貸せますか?
道路へはみ出すことを前提に貸すのは避けるべきです。
利用する車両が自宅敷地内へ収まるスペースか確認しましょう。
軽自動車でも収まらない場合には、無理に駐車場として貸さない方がよいでしょう。
Q. カーポートが低くても軽自動車なら大丈夫ですか?
軽自動車でも車高は車種によって異なります。
特に背の高い軽自動車もあるため、「軽なら大丈夫」と判断せず、カーポートなどの最も低い部分を実測しましょう。
Q. 前面道路が狭くても貸せますか?
前面道路が狭いから必ず貸せないとは限りませんが、初めて来た人が安全に入出庫できるかを確認する必要があります。
何度も切り返さなければ入れない、電柱などがあり接触しやすいといった駐車場は慎重に判断しましょう。
Q. 軽自動車専用にすると予約は減りますか?
利用できる車種を限定すれば、対象となる利用者は少なくなる可能性があります。
一方で、無理に普通車まで受け入れてトラブルを起こすより、安全に利用できる車両に絞る方が安心です。
実際の利用状況は、立地や周辺需要、料金などによっても変わります。
Q. 砂利の自宅駐車場でも貸せますか?
駐車場の舗装状況だけで一律に判断するのではなく、安全に車を停められる状態かと、利用するサービスの最新登録条件を確認することが大切です。
地面に大きな凹凸がある、雨天時にぬかるみやすいなど、利用者の車に影響する可能性がある場合は慎重に判断しましょう。
Q. 縦列駐車しかできない場所でも貸せますか?
縦列で2台停められる場合でも、手前の車を動かさなければ奥の車を出せない配置なら、自宅用と貸出用を独立して使いにくくなります。
利用者の車が停まっている間も、自分の車を問題なく出し入れできるか確認しましょう。
Q. 2台分ある駐車場の端だけ貸せますか?
1台分を独立して利用でき、自宅用の車との間にも安全な余裕があるなら検討できます。
詳しい考え方はこちらで解説しています。
→ 2台分ある自宅駐車場の1台分が余ったらどうする?貸す・活用する方法を比較
Q. 狭い住宅街でも利用者はいますか?
住宅街でも、駅や病院、学校、観光施設などが近く、周辺に駐車場が少なければ需要が生まれる可能性があります。
駐車場の広さだけでなく、周辺の駐車需要も合わせて確認しましょう。
→ 住宅街でも駐車場シェアは需要ある?貸しやすい自宅の条件を解説
まとめ|「軽しか停められない」だけで諦める必要はない
以上、狭い自宅駐車場でも貸せる?軽自動車スペース・狭小地の活用方法...というお話でした。
自宅駐車場が狭く、普通車を停めるのが難しいからといって、それだけで駐車場シェアを諦める必要はありません。
軽自動車なら余裕を持って停められ、前面道路からも安全に出入りできるのであれば、活用できる可能性があります。
ただし重要なのは、
「車が入るか」ではなく「第三者が安全に利用できるか」
です。
幅や奥行き、高さだけでなく、入口の広さ、前面道路、柱や室外機などの障害物、乗り降りするスペースまで確認しましょう。
普通車まで対応させようとして無理をする必要もありません。
軽自動車向けなら安全に使えるのであれば、その条件に合わせて活用する方が現実的です。
一方、軽自動車でも道路へはみ出す、隣地へ入らなければ乗り降りできない、初めて来る人には駐車が難しすぎるという場所なら、無理に駐車場として貸さない方がよいでしょう。
自転車置き場や物置など、そのスペースに合った別の活用方法もあります。
実際に測ってみて、
「軽自動車なら問題なく停められそう」
と分かったら、次は特Pの最新登録条件を確認してみるとよいでしょう。
