
自宅の空いている駐車場を貸してみたいと思っても、「看板を付ける必要がある?」「精算機やロック板を設置するの?」と気になる方もいるでしょう。
自宅駐車場シェアは、一般的なコインパーキングとは仕組みが大きく異なります。
この記事では、自宅駐車場を貸すときに必要な設備や看板の考え方、特Pで始める場合の準備について解説します。
結論|自宅駐車場シェアなら大がかりな駐車場設備は必要ない
まず結論からいうと、自宅の空き駐車場を駐車場シェアとして貸すために、コインパーキングのような大がかりな設備を設置する必要はありません。
一般的なコインパーキングでは、
- 精算機
- ロック板
- ゲート
- 料金看板
- 満空表示
- 駐車区画のライン
などを設置することがあります。
当然、設備を導入するには工事や費用が必要です。
一方、特Pのような予約制駐車場シェアでは、インターネット上で駐車場を掲載し、利用者が予約して利用する仕組みです。
特P公式では、駐車スペースについて「設備不要」と案内しており、初期費用・運営費用も0円とされています。
さらに、公開後には駐車場へ表示するパウチやポスターなどの開業キットも無料で送付されます。
そのため、自宅にすでに車を停められるスペースがあるなら、精算機やロック板、大きな料金看板などへ費用をかけてから始める必要はありません。
自宅駐車場を貸すのに看板は必要?
自宅駐車場を特Pで貸すからといって、コインパーキングのような大きな料金看板を自分で用意する必要はありません。
特Pは、利用者がインターネット上で駐車場を探し、予約してから現地へ向かう予約制の駐車場シェアサービスです。
特P公式では、駐車場の設定・公開後に、駐車場へ表示するパウチやポスターなどの「開業キット」を無料で送付すると案内しています。
そのため、
「特Pで貸すなら自宅に大きな看板を作らないといけないの?」
「看板製作費がかかるのでは?」
と心配する必要はないでしょう。
特Pから送られてくる表示物は、利用者にとって駐車場を確認する目印としても活用できます。
また、特Pの利用者向け公式FAQでは、予約画面に「Googleマップでナビ」ボタンが用意されており、Googleマップのナビ機能で駐車場までのルートを確認できると案内されています。
つまり、
掲載されている住所・地図
+
駐車場の写真
+
特Pの表示物
などを組み合わせて、利用者が現地を確認できるようにする仕組みです。
特に住宅街では同じような住宅が並んでいたり、2台分ある駐車場のうち1台分だけを貸していたりすることがあります。
そのような場合は、看板だけに頼るのではなく、駐車場全体・入口・実際に貸し出す区画が分かる写真を登録しておくことも大切です。
→ 自宅駐車場を貸すとき写真はどう撮る?予約されやすい掲載方法
コインパーキングのような精算機やロック板は必要ない?
自宅駐車場シェアを初めて知った方が特に疑問に思いやすいのが、
「料金はどうやって受け取るの?」
という点でしょう。
一般的なコインパーキングでは、利用者が現地の精算機で料金を支払います。
そのため、精算機やロック板、ゲートなどの設備が使われています。
一方、予約制駐車場シェアでは、サービスを通して予約や決済を行う仕組みです。
つまり、自宅の玄関先に料金箱を置いたり、利用者から直接現金を受け取ったりすることを前提としていません。
これなら、
「駐車場を貸してみたいけれど、精算機を設置するほどではない」
という自宅の空きスペースでも検討しやすくなります。
たとえば、
夫が車で出勤している平日の昼間だけ空く
2台分あるうち1台分だけ余っている
親が免許を返納して駐車場を使わなくなった
といったケースです。
大がかりな駐車場経営ではなく、すでにある空きスペースを使う小さな土地活用として考えるとよいでしょう。
→ 自宅駐車場を平日だけ貸せる?仕事中の空きスペースを収益化する方法
→ 2台分ある自宅駐車場の1台分が余ったらどうする?活用方法を比較
特Pで自宅駐車場を貸す仕組み
では、設備を設置しないのに、どのように自宅駐車場を貸すのでしょうか。
基本的なイメージは、
自宅駐車場を登録する
↓
駐車場情報が掲載される
↓
利用者が検索する
↓
利用したい駐車場を予約する
↓
予約した日時に利用する
という流れです。
オーナー側は、自宅前で利用者を待って料金を受け取るコインパーキングの管理人になるわけではありません。
その代わり重要になるのが、登録する駐車場情報の正確さです。
利用者は掲載されている情報をもとに予約するため、
- 駐車場の場所
- 貸出日時
- 料金
- 駐車スペースの大きさ
- 利用できる車両
- 駐車場の写真
などを正確に登録することが大切です。
→ 自宅駐車場を貸すには何が必要?特P登録前に確認する7つのこと
看板がなくても利用者は駐車場を見つけられる?
自宅駐車場の場合、看板の有無以上に重要なのが、掲載情報を見て利用者が現地を確認できるかです。
たとえば同じような戸建住宅が並んでいる場所では、住所だけを見ても駐車場を判断しにくいことがあります。
また、2台分ある駐車場なら、
「右側?」
「左側?」
と迷うかもしれません。
そこで重要になるのが写真です。
道路側から見た駐車場全体や入口、実際に貸し出す区画などを分かりやすく掲載しておけば、利用者が現地の状況を判断しやすくなります。
写真をおしゃれに撮る必要はありません。
初めて来た人が「ここに停めればいい」と分かることを優先しましょう。
→ 自宅駐車場を貸すとき写真はどう撮る?予約されやすい掲載方法
こんな自宅駐車場は案内を特に分かりやすくしよう
駐車場の形や立地によっては、一般的な自宅よりも分かりやすい案内が重要になります。
2台以上停められる駐車場
2台分のうち1台分だけ貸す場合は、どの区画を利用するのか分かるようにします。
利用者が間違えて家族用のスペースへ停めると、自宅の車を戻せなくなる可能性があります。
道路から駐車場が見えにくい家
建物の横や奥に駐車場がある場合は、道路から見た入口が分かる写真が役立ちます。
似た住宅が並んでいる場所
住宅街では、近隣の家と間違えないよう掲載情報を分かりやすくすることが重要です。
狭い駐車場
入口が狭かったり柱があったりするなら、それを隠すのではなく利用者が事前に判断できるようにします。
→ 狭い自宅駐車場でも貸せる?軽自動車スペース・狭小地の活用方法
自分で看板を用意する必要は基本的にない
「利用者が迷わないように、自分で特Pの看板を作った方がいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、特Pでは駐車場公開後に、パウチやポスターなどの開業キットが無料で送られてくると公式サイトで案内されています。
過去の特P公式オーナーガイドでも、特Pから送られる集客ツールを駐車場へ掲示し、利用者の目印や不正駐車防止などに活用する方法が案内されています。
そのため、まずは特Pから提供される表示物を活用するのが分かりやすいでしょう。
自宅の壁やフェンスなどへ独自の看板を恒久的に取り付ける場合は、特Pのルールとは別に、建物の所有関係や自治体の屋外広告物に関するルールなどが関係する可能性があります。
特に賃貸住宅やマンションなどでは、外壁やフェンス、共用部分へ自由に表示物を取り付けられない場合があります。
特Pを始めるために、最初から自費で看板を製作・設置する必要はないと考えておけばよいでしょう。
初期費用を抑えて始められるのが駐車場シェアのメリット
自宅の駐車場を活用する方法はいくつかあります。
| 活用方法 | 設備・準備 | 向いているケース |
|---|---|---|
| コインパーキング | 精算・管理設備などが必要になる | 本格的に時間貸ししたい |
| 月極駐車場 | 契約・区画整備など | 長期間ずっと空いている |
| 駐車場シェア | 既存スペースを活用しやすい | 空いている日時だけ貸したい |
特に自宅駐車場の場合、
「毎日空いているわけではない」
という家庭も多いでしょう。
平日は貸せるけれど休日は使う。
昼間は空いているけれど夜は車が戻ってくる。
帰省する家族のため、ときどき空けておきたい。
このようなスペースへ高額な設備を導入するのは現実的ではありません。
空いている時間だけ活用したい自宅駐車場と、予約制の駐車場シェアは相性がよいと考えられます。
ただし、実際に収入が発生するかは周辺の駐車需要によって変わります。
「設備なし=簡単に儲かる」という意味ではない点は理解しておきましょう。
→ 駐車場シェアに登録したのに予約が入らない!原因と改善方法を解説
特Pへ登録する前に準備しておきたいもの
「精算機も看板も必要ないなら、何を準備すればいいの?」
という方は、まず次の項目を確認してみましょう。
駐車スペースの寸法
長さ・幅などを実際に測ります。
カーポートなどがあるなら高さも確認しておきましょう。
駐車場の写真
駐車場全体、入口、実際に貸す区画などが分かる写真を準備します。
貸せる曜日・時間
自宅の車を使う時間と重ならないようにします。
料金
周辺のコインパーキングや予約制駐車場を確認して考えます。
安全に利用できる車両
「車が入るか」だけではなく、乗り降りや入出庫まで確認します。
つまり、自宅駐車場シェアを始めるために重要なのは、設備を購入することより、今ある駐車場の状態を正確に把握することです。
→ 自宅駐車場を貸すには何が必要?特P登録前に確認する7つのこと
特Pなら設備投資をする前に自宅駐車場を活用できるか検討できる
自宅駐車場が空いているからといって、いきなりコインパーキング設備を導入する必要はありません。
特に、
「平日の昼だけ空いている」
「2台分の1台だけ余っている」
「親が車に乗らなくなった」
といった駐車スペースなら、まず予約制駐車場として活用できないか検討する方法があります。
特Pなら、自宅周辺でどのような駐車場が掲載されているのかも確認できます。
近所の料金や立地を見て、
「この辺りでも貸している人がいる」
「自宅から駅までならこのくらいの距離」
などを確認してから考えてもよいでしょう。
>設備を付ける前に特Pで自宅駐車場を活用できるか確認してみる
よくある質問
Q. 自宅駐車場を貸すのに看板は必要ですか?
特Pを始めるために、コインパーキングのような大きな料金看板を自分で用意する必要はありません。
特P公式では、駐車場の公開後に、駐車場へ表示するパウチやポスターなどの開業キットを無料で送付すると案内しています。
利用者は特Pで駐車場を検索・予約してから現地へ向かい、予約画面ではGoogleマップのナビ機能も利用できます。
自宅駐車場では、特Pから提供される表示物に加えて、駐車場全体や入口、実際の貸出区画が分かる写真を登録しておくと、利用者が駐車場所を判断しやすくなります。
Q. 精算機を設置する必要はありますか?
予約・決済をサービス上で行う駐車場シェアでは、一般的なコインパーキングのように自宅へ現金精算機を設置することを前提としていません。
Q. ロック板やゲートは必要ですか?
特Pのような予約制駐車場シェアは、コインパーキングのロック板やゲートを設置して不特定多数の車を管理する方式とは異なります。
自宅にすでに駐車できるスペースがある場合は、大がかりな駐車設備を新設せずに活用を検討できます。
Q. 駐車場のラインを引く必要はありますか?
自宅駐車場では、必ずしもコインパーキングのような区画線があるとは限りません。
ただし2台以上のスペースがある場合など、どこへ駐車するのか分かりにくいケースでは、写真や説明などで貸出区画を明確にすることが重要です。
Q. 自宅駐車場を貸すために工事は必要ですか?
すでに安全に車を駐車できるスペースであれば、大がかりな設備工事をせずに駐車場シェアとして活用できる可能性があります。
ただし、段差や舗装状態、出入口などに問題がある場合は、安全に利用できる状態か確認してください。
Q. 2台分のうち1台だけでも貸せますか?
1台分だけ空いている自宅駐車場も駐車場シェアの活用候補になります。
ただし、利用者が家族用スペースへ間違えて駐車しないよう、貸出区画を分かりやすくすることが大切です。
→ 2台分ある自宅駐車場の1台分が余ったらどうする?活用方法を比較
Q. 自宅駐車場を貸すのに初期費用はいくらかかりますか?
特P公式では、駐車場オーナーの登録・掲載費用はかからないと案内されています。
また、初期費用・運営費用についても0円と案内されているため、すでに自宅に駐車できるスペースがあるなら、コインパーキングのような設備投資をせずに貸し出しを始められるのが特徴です。
利用があった場合は、売上から特P所定の手数料が差し引かれた金額がオーナーへ振り込まれます。
つまり、「最初にお金をかけて駐車場を作り、投資額を回収する」というより、すでにある自宅の空き駐車スペースを活用する仕組みと考えると分かりやすいでしょう。
まとめ|自宅駐車場シェアは設備より「正確な駐車場情報」が大切
以上、自宅駐車場を貸すとき看板は必要?特Pなら設備なしで始められる?...というお話でした。
自宅駐車場シェアは、コインパーキングのような精算機やロック板などの大がかりな設備を設置して始めるものとは仕組みが異なります。
すでに自宅に駐車できるスペースがあるなら、
駐車スペースを測る
↓
写真を撮る
↓
貸せる日時を決める
↓
料金を考える
↓
駐車場情報を登録する
という流れで検討できます。
特に大切なのは、看板を目立たせることより、初めて来る利用者が駐車場所を正しく判断できるようにすることです。
自宅駐車場を活用するために最初から大きな費用をかけるのではなく、まず現在の駐車スペースをそのまま活用できないか確認してみるとよいでしょう。