
土地を持っている人にとって、トランクルーム経営は比較的安定した土地活用方法のひとつです。
しかし「初期費用がどのくらいかかるのか」「何にお金がかかるのか」が分からないと、採算の見通しが立てにくいですよね。
ここでは、トランクルーム経営にかかる初期費用の内訳を詳しく解説、また、費用を抑えるコツや融資のポイントも紹介します。
■ トランクルームの初期費用の目安
トランクルーム経営に必要な初期費用は、コンテナ型か建築型(鉄骨造・RC造など)かによって大きく異なります。
| 種類 | 初期費用の目安 | 概要 |
|---|---|---|
| コンテナ型 | 1,000〜2,000万円(100坪前後) | 中古コンテナを設置。短期間で開業可能。 |
| 建築型(屋内型) | 3,000〜8,000万円(100坪前後) | 鉄骨造やRC造で倉庫を新築。耐用年数・資産価値が高い。 |
この費用の中には、設備・造成・設置・広告・許認可などの費用が含まれます。
続いて内訳を詳しく見ていきましょう。
初期費用の内訳
① 設備・施設費用
- コンテナまたは建物の購入・建築費
- 断熱、照明、換気、床仕上げなどの内装工事費
- 防犯カメラやスマートロックなどのセキュリティ機器
建築型では、特に内装とセキュリティをしっかり整える必要があり、設備費が全体の50〜70%を占めることが多いです。
② 土地造成・インフラ整備費
- 造成・舗装・排水設備
- 電気・上下水道の引き込み
- フェンス・外灯・看板設置
コンテナ型の場合は、土地の状態によって100〜300万円程度の造成費がかかります。
地盤が弱い場合や傾斜地の場合は、追加費用が発生します。
③ 許認可・設計費用
- 建築確認申請(建築型の場合)
- 設計・監理費
- 各種行政申請手数料
コンテナ型でも、都市計画法や消防法の確認が必要になるケースがあります。
設計士や行政書士への依頼費用として30〜100万円程度を見込んでおきましょう。

④ 広告・集客費
- 開業前のチラシ・Web広告
- 看板設置やGoogleマップ登録
- 初期の割引キャンペーン
立地がよくても、開業初期はどうしても認知度が低いことはしょうがありません。広告費に50〜100万円程度をかけることで稼働率アップにつながります。

建築型の場合は、工事開始からオープンまでに3ヶ月程度かかります。
人通りの多い場所なら、その期間で近所の方や前の道路を通る車などからトランクルームが周知されるので集客的にも有利です。
⑤ その他(運転資金・予備費)
- 運営管理会社との契約費用
- 登記・保険・金融機関手数料
- 開業後3〜6ヶ月分のランニングコスト
初期の稼働率が低い期間を考慮し、100〜200万円程度の運転資金を準備しておくと安心です。
初期費用を抑えるコツ
できるだけ初期費用は抑えておきたいところですが、コツとしては次のようなことが考えられます。
- 中古コンテナを活用して初期費用を圧縮
- 既存建物をリノベーションして屋内型に転用
- 補助金・助成金を活用(地域の中小企業支援施策など)
- 不動産業者や運営会社との共同事業にする
もちろん初期投資を抑えるほど、利回りが改善しやすくなります。
融資を受けやすくするポイント
銀行や信用金庫に融資を申し込む場合、以下の点を意識することで、融資が受けやすくなります。
- 事業計画書(収支シミュレーション)を作成する
- 稼働実績が高い運営会社と提携している
- 担保(所有地)を提供できる
建築型のトランクルームは耐用年数が長く、金融機関の評価が高いため、融資を受けやすい傾向にあります。



トランクルームだから必ず融資が受けやすいわけではなく、しっかりと収支のバランスがとれた事業計画書を作ることが大切です。
初期費用の把握が成功の第一歩
以上、トランクルーム経営で初期費用の内訳は?融資受けやすい条件とは...というお話でした。
もういちどまとめてみると、トランクルーム経営の初期費用は、コンテナ型で1,000〜2,000万円、建築型で3,000〜8,000万円が目安。
主な内訳は次の5項目です。
- 設備・施設費
- 土地造成・インフラ整備費
- 許認可・設計費
- 広告・集客費
- 運転資金・予備費
特に建築型は長期安定型の資産として評価が高く、融資や減価償却の面でも有利です。
初期費用を正確に把握し、収支シミュレーションと資金計画をセットで考えることが、トランクルーム経営の成功への近道となるでしょう。



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