
トランクルーム経営は、アパートや駐車場に比べて管理の手間が少ない土地活用として人気があります。
そのため「自分で管理すれば運営委託費を節約できるのでは?」と考える方も多いでしょう。
しかし、実際には自主管理には見えにくいデメリットやリスクが存在します。
この記事では、トランクルームを自分で管理する場合に起こりやすい問題点と、それを避けるための判断基準を詳しく解説します。
トランクルームの「自主管理」とは?
まず、自主管理とは「運営会社に委託せず、オーナー自身が管理・運営を行う」形態のことです。
トランクルーム経営では主に以下のような業務が発生します。
| 管理項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約・解約対応 | 利用希望者の対応、契約書作成、鍵の引き渡し |
| 集金・請求管理 | 月額料金の入金確認、滞納者への連絡 |
| 清掃・点検 | コンテナ・通路・防犯カメラなどの確認 |
| 広告・集客 | 看板設置、ネット掲載、反響対応 |
| クレーム・トラブル対応 | 苦情・破損・夜間トラブルへの対応 |
一見シンプルに見えますが、実際は「細かい作業+トラブル対応」の積み重ねになります。
自主管理で発生しやすい5つのデメリット
① 集客・契約対応の手間が大きい
トランクルームは住宅のように「不動産ポータルサイト」で勝手に決まるわけではありません。
地域の競合や看板設置場所、Googleマップ登録など、地道な集客施策が必要です。
自主管理では、
- Webサイトや広告を自分で出す
- 問い合わせ対応をすべて自分で行う
- 契約書・鍵の受け渡しも自分
という流れになります。
初期の問い合わせは意外と多く、電話・メール対応の負担が大きくなりがちです。
② 滞納・夜間トラブルの対応が難しい
トランクルームは短期契約も多く、支払い管理が非常に重要です。
1人でも滞納が出ると、解約処理や督促業務が必要になります。
また、「夜間に利用者同士がトラブル」「無断利用」「不法投棄」などの想定外の問題も起こりえます。
これらをオーナー自身で解決するのは時間も労力もかかり、結果的に「精神的な負担」が大きくなります。
こうした対応を嫌って、途中で委託に切り替えるオーナーも多いのが実情です。
③ メンテナンスや設備管理の知識が必要
トランクルームは屋外施設であるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
- コンテナの錆び・塗装の劣化
- 鍵やシャッターの故障
- 雨漏り・湿気・結露対策
- 外灯・防犯カメラのトラブル
こうした不具合を自分で発見・修理手配しなければならず、「現場に通う手間」と「修理コストの判断力」が必要になります。
④ 集金トラブルで収益が不安定になりやすい
自主管理では、家賃の集金・振込確認・請求書発行をすべて自分で行います。
利用者が10人程度なら対応できますが、規模が20室以上になると管理が煩雑になりやすいです。
また、現金払いや銀行振込の場合、「入金が遅れた」「連絡が取れない」などのケースも発生。
結果として、キャッシュフローが安定しないリスクが出てきます。
⑤ 経営改善・集客分析が難しい
トランクルームは「放置しておけば満室」にはなりません。
定期的に需要動向を分析し、料金調整や広告戦略を見直す必要があります。
しかし、自主管理ではアクセスデータや稼働率の分析が難しく、“勘”で運営してしまうケースが多いのが現実です。
- どの部屋タイプが人気か
- 値下げで効果が出たか
- 季節ごとの稼働率変動
こうしたデータを蓄積・分析できるのは、運営システムを持つ専門会社ならではの強みです。
自主管理が向いているのはこんな人
トランクルームを自主管理してうまくいく人をまとめてみました。
| 向いている人 | 条件 |
|---|---|
| 現地が自宅から近い | 週1〜2回の巡回が苦にならない |
| 利用者が少数(10室以下) | 管理負担が少ない |
| DIYや修繕対応が得意 | メンテナンス費を抑えられる |
| 管理よりも節約を重視 | 委託費を支払う余裕がない |
👉 「小規模・近距離・手間を楽しめる人」なら自主管理でも可能です。
ただし、収益性より“自分でやる満足感”を重視するタイプに限ります。
委託運営との比較:どちらが得か?
ここまでの解説をまとめて、自主管理と運営委託を比べてみるとこんな感じです。
| 項目 | 自主管理 | 委託運営(管理会社) |
|---|---|---|
| 管理費 | 0円 | 月売上の10〜20% |
| 手間 | 大きい | ほぼなし |
| トラブル対応 | 自分で行う | 24時間対応あり |
| 集金管理 | 手動 | 自動決済システムあり |
| 稼働率 | 立地・広告次第 | 専用マーケティングで安定 |
| 長期運用 | 労力増大 | 安定的に継続可能 |
結論として、短期的には自主管理が安くても、長期的には委託運営の方が安定・効率的です。
倉活 用地特に副業・兼業オーナーの場合、時間コストを考慮すると、「手間を省いて本業に集中できる委託型」が現実的な選択になります。
自主管理は「節約」よりも「負担」が先に来る
以上、トランクルーム経営で自主管理のデメリットとは?リスクと注意点を徹底解説...というお話でした。
トランクルーム経営を自主管理で行うと、運営費を節約できるメリットは確かにあります。
しかし実際には、
- 契約・集金・クレーム対応など手間が多い
- トラブル時の対応コストが高くつく
- 集客・分析のノウハウが不足しがち
という現実が待っています。
特に複数拠点を持つようになると、自主管理は限界を迎えます。
「副収入を得たい」「安定した資産運用をしたい」なら、最初から運営委託で始めたほうが結果的にリスクもコストも抑えられるでしょう。



自主管理を検討している段階なら、まずは運営会社の委託条件を比較してみましょう。
管理費だけでなく、集客力・サポート体制・稼働率の違いを見ると、
どちらが得か明確になります。

