実家は残すか売るか?迷うときの判断基準と後悔しない選び方

実家処分の判断基準

「実家は誰も住んでないけど、このまま残すのか、売るべきなのか?」こう迷っている方も多いのでは。

こんな時に決断できる基準があればいいですよね。この記事では、実家売却か否かの判断基準や後々後悔しない選択について解説しています。

目次

実家を「残すか」「売るか」で悩む人が増えている

親が介護施設に入ったり亡くなったりすると、「実家をどうするか」という問題が必ずやってきます。

地方にある実家は「思い出があるから残したい」という気持ちと「誰も住まないのに維持費がかかる」という現実の板挟みになりやすいものです。

特に遠方に住む子ども世代は管理が難しく、放置してしまうケースも増えています。

実家を残すか売るかの判断は、感情と経済の両面を整理することが大切です。


実家を残すメリットとデメリットを整理しよう

残すメリット

1つ目は「思い出を守れる」ことです。

子ども時代を過ごした家は心理的な拠り所でもあり、法要や帰省のたびに使える拠点としての価値もあります。

2つ目は「将来的な活用の可能性」です。

将来子どもや孫が田舎暮らしを望むかもしれませんし、二拠点生活やセカンドハウスとして利用する選択肢も残せます。

3つ目は「土地の資産価値を保持できる」ことです。

都市近郊であれば将来的に地価上昇を期待できる場合もあります。

残すデメリット

一方で大きいのが「維持費と管理負担」です。

固定資産税、火災保険、草刈り、屋根や外壁の修繕など、誰も住まなくても毎年数十万円かかります。

また老朽化が進むと「特定空家等」に指定され、固定資産税の優遇が外れて6倍になることもあります。

さらに「誰が管理するのか」「相続後どう分けるのか」が曖昧なままだと兄弟間のトラブルに発展することもあります。


実家を売るメリットとデメリット

売るメリット

売却する最大のメリットは「負担をゼロにできる」ことです。

固定資産税や管理の手間から解放されるだけでなく、現金化することで介護費や相続時の分配をスムーズにできます。

特に相続前に親名義で売却すれば、所有者が1人のため手続きが簡単です。

また相続後に売る場合でも「空き家譲渡所得3,000万円特別控除」を使えば税金が大幅に軽減される可能性があります。

被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例【国税庁】

売るデメリット

反対に「家族の思い出を失う喪失感」は避けられません。

また親が存命中の場合、売却に心理的抵抗を感じるケースも多く、「勝手に売られた」と家族関係に影響することもあります。

さらに地方の古い家は買い手が見つかりにくく、解体費用や仲介手数料を考慮すると利益が出ないこともあるため、安易な判断は禁物です。


実家を残すか売るかの判断基準

1. 将来住む予定があるかどうか

誰かが住む予定があるなら、リフォームや管理を前提に残す価値があります。逆に「誰も住まない」とはっきりしているなら、売却や貸出を検討したほうが現実的です。

2. 維持費を無理なく払えるか

固定資産税や修繕費を10年単位で試算してみましょう。年10万円でも10年で100万円。空き家管理サービスを利用すればさらに費用がかかります。支出に見合う利用価値があるかを数字で判断するのがおすすめです。

3. 家族がどう感じているか

兄弟や親族の意見も重要です。自分は売りたいが他の家族が反対する場合、後々トラブルの火種になります。

感情論になりやすいため、「誰がどの費用を負担するのか」「将来どう使いたいのか」を明確にし、覚書を残しておくと安心です。

4. 立地条件と市場価値

不動産会社に査定を依頼して、実際にいくらで売れるのかを確認しましょう。

都市部や観光地なら高値がつく場合もありますが、過疎地域では買い手がつかず解体費用がかかることもあります。「売る・貸す・残す」の判断は、感情ではなく立地と市場を基準にするのが現実的です。

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売らずに活用するという選択肢もある

実家を完全に手放すのではなく「活用する」という中間案もあります。

例えば、トランクルームや貸倉庫として土地を利用したり、駐車場として時間貸しする方法もあります。

空き家バンクに登録して賃貸物件として提供する人も増えています。

これなら思い出の家を残しつつ、維持費をまかなうことができます。自治体によっては改修や解体に補助金が出ることもあるため、「空き家 活用 補助金」で調べてみると良いでしょう。


後悔しないために今できること

「いつか考えよう」と先延ばしにしていると、家はどんどん傷みます。

屋根が崩れれば修繕費は数十万円単位、白蟻被害なら解体費もかかります。

相続登記の義務化も始まり、放置はリスクでしかありません。まずは家族で現状を共有し、親の意向を確認することが第一歩です。

さらに不動産会社に無料査定を依頼し、解体費や売却価格を比較して具体的な数字を把握しておきましょう。

感情だけでなく数字で判断することが、後悔のない決断につながります。

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実家処分は感情ではなく「現実」と「未来」で判断

以上、実家は残すか売るか?迷うときの判断基準と後悔しない選び方...というお話でした。

実家をどうするのかの判断する軸と、残すか売却するのかを一覧表にしたので、判断の助けになれば幸いです。

判断軸残す場合売る場合
心情面思い出を守れる心の整理がつきやすい
費用面税金・維持費が発生一時的に現金化
手間定期的な管理が必要手放せば負担ゼロ
リスク老朽化・特定空家指定売却時の感情的対立

実家を残すか売るかの正解は人それぞれですが、共通して言えるのは「放置が最も損をする」ということです。

維持費、税金、相続手続き、家族の心情、どれも時間が経つほど複雑になります。

思い出を大切にしながらも、現実と向き合い、自分たちにとって最善の形を早めに選ぶことが、後悔しない判断の鍵です。

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