田舎で相続した土地を放置するリスクとは?回避方法を紹介

田舎の実家や土地を放置するリスクとは

「親から土地を相続したけど、使い道がなくてそのまま放置している…」実はこのようなケース、全国で急増しています。

しかし、相続した土地を放置すると思わぬ負担やトラブルに発展する可能性があります。
この記事では、田舎の土地を放置することで起こる主なリスクと、その回避方法をわかりやすく解説します。


目次

相続した田舎の土地を放置する主なリスク5つ

① 固定資産税が毎年かかり続ける

たとえ使っていない土地でも、毎年固定資産税が課税されます。
田舎の土地は評価額が低いとはいえ、年間で数万円〜十数万円の出費になることもあります。

ポイント
「使わない=課税されない」ではありません。
課税対象は「所有している」ことそのものです。


② 雑草・不法投棄・倒木などによる近隣トラブル

土地を放置すると、次のような問題が発生しがちです。

  • 雑草や害虫の繁殖
  • 不法投棄や不法侵入
  • 倒木・老朽化による事故リスク

これらが原因で、近隣住民から苦情や損害賠償請求を受けるケースも。
特に建物付き土地の場合、「空き家特別措置法」による行政指導や強制撤去の対象になることがあります。


③ 相続登記を放置すると「自分の土地」ではなくなる

2024年4月から、相続登記(名義変更)は義務化されました。
放置していると10万円以下の過料(罰金)を科される可能性もあります。

また、名義が被相続人のままだと…

  • 売却できない
  • 融資が受けられない
  • 共有者の同意が取れず活用できない
    など、活用チャンスを完全に失うことになります。

④ 災害・事故が起きても自己責任になる

古家や樹木の倒壊、土砂崩れなどが起きた場合、所有者に損害賠償責任が発生する可能性があります。

特に台風・大雨で被害が出やすい地域では、「放置=リスク資産化」している状態と言えます。


⑤ 負動産化して、子ども世代に負担を残す

田舎の土地は需要が少なく、売ろうにも買い手がつかないケースが増えています。
結果として、子ども世代が相続しても
「維持費ばかりかかる負動産」となり、代々引き継がれていく悪循環に。


放置リスクを避ける4つの回避方法


① 相続登記を早めに済ませ

まずは法務局での登記手続きを行いましょう。
これで「正式に自分の土地」として扱えるようになります。
司法書士に依頼しても、費用は5〜10万円程度が目安です。


② 売却・寄付・等価交換を検討する

「将来使う予定がない」「管理も難しい」場合は、早めに手放すのも選択肢のひとつです。

  • 不動産会社への売却(査定無料)
  • 地方自治体やNPOへの寄付
  • 隣地所有者との等価交換

特に最近では、「相続土地国庫帰属制度」を利用して、一定条件の土地を国に引き取ってもらう制度も始まっています。

倉活 用地

相続土地国庫帰属制度ってなんなの?という方も多いと思います。こちらについて詳しくは、別記事でまとめています。


③ 費用を抑えた土地活用を検討する

売るほどでもないが、税金負担は減らしたい場合は、軽投資型の土地活用がおすすめです。

活用方法初期費用特徴
駐車場(砂利敷き)〜100万円管理がラク・固定資産税対策に◎
コンテナ型トランクルーム500〜1,000万円安定収益・需要増加中
太陽光発電1,000万円〜長期固定収益・要日照確認
資材置き場50〜200万円郊外でも需要あり・法人契約可

→ 「活用する」ことで税負担をまかなえるケースもあります。


④ 管理を委託して“持つだけで安心”に

近所に住んでいない場合は、土地管理会社に委託するのが安心です。
除草・見回り・トラブル対応などを代行してくれます。

月数千円の費用で、雑草・不法投棄リスクをほぼゼロにできます。


まとめ:放置は「将来の負担」になる。早めの判断が得策

以上、田舎で相続した土地を放置するリスクとは?回避方法を紹介...というお話でした。

相続した土地を放置することは、「持っているだけで損をする」状態に陥るリスクがあります。

放置のデメリットまとめ

  • 固定資産税が毎年かかる
  • 雑草・不法投棄・倒壊リスク
  • 相続登記義務化で罰金の可能性
  • 将来の相続人に迷惑をかける

早めに登記を済ませ、「売る」「貸す」「活かす」のどれかを選ぶことが、結果的に自分と家族を守る一番の土地対策です。

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